関空閉鎖 深刻な空港ドローン被害 対策遅れる日本 防空システム ドローンドーム効果は

関西空港ではドローンにより滑走路の閉鎖が相次ぎましたが、こうしたドローンを実力排除する手段もさまざまに開発されています。そのひとつ、イスラエルの防空システム「アイアンドーム」の開発会社によるドローン対策に注目しました。

ドローン規制を決定づけたテロまがいの事件も

 ドローンは航空業界だけでなく、社会全体に脅威を与える存在になりつつあると言えます。

 2015年4月22日の午前10時20分ごろ、東京都千代田区永田町の首相官邸(内閣総理大臣官邸)屋上ヘリポートにて、落下していたドローンが発見され、搭載していたプラスチック製容器に微量の放射性物質、セシウム134とセシウム137が入っていたという事件も起こっています。

 この事件に関してはドローンを飛行させた人物が警察に自首し、テロリストなどとの繋がりはないことが判明していますが、日本で最も警備が厳重なはずの場所のひとつである首相官邸の屋上へドローンが着陸していたことに、誰も気づいていなかったという事実は、重く受け止めるべきでしょう。

Large 20191231 01
「ジャミングガン」のひとつ「ドローンガンMk3」(竹内 修撮影)

 この事件を契機に日本でもドローンを規制する法整備が進められ、2016年4月7日には首相官邸や在外公館、原子力発電所の上空などでドローンを飛行することを禁止する、ドローン規制法が施行されています。

 また警視庁にも、網で飛行中のドローンを捕獲する改造を加えたドローンを装備する「無人航空機対処部隊」(IDT)が編成されたほか、警察庁も強力な電磁波を照射してドローンを制御不能にする「ジャミングガン」を導入する

など、ドローンの不正利用への対処策も講じられていますが、筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)はイギリスなどに比べると、まだ遅れているという印象を受けています。

【写真】「ドローンドーム」のレーザーでドローンはこうなる

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス