欧州の国際夜行寝台列車「ナイトジェット」に乗る 同じ青でもブルトレと色々違った

オーストリア連邦鉄道が運行するヨーロッパの国際夜行列車「ナイトジェット」。その1等個室寝台に、イタリアのボローニャからドイツのミュンヘンまで乗車。日本の寝台列車「ブルートレイン」とはいろいろ違いました。

朝を迎えた「ナイトジェット」車内に警察官 ミュンヘン駅に日本の鉄道模型

 日付が変わり、車掌にもらったワインを寝酒に就寝。そして目が覚めると、赤紫の空と濃い緑の山、艶やかな青色をした川が、車窓に流れていました。

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ザルツブルク中央駅に到着した「ナイトジェット」(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 6時25分、約10分の遅れで列車はオーストリアのザルツブルク中央駅に到着。ホームへ降りると、空気が気持ちいいです。こう言ったらなんですが、一晩を過ごした車内と、早朝の駅ホーム、空気の味は全然違います。

 ここでは2名の警察官が、パスポートの確認で車内へ乗り込んできました。各部屋をノックし、そのチェックをしたのち、列車から降りていきます。

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終点のミュンヘン中央駅に到着した「ナイトジェット」(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 パスポートの確認は、列車がこののちドイツ国内に入ったあとも別の係官によって行われたのですが、窓にパスポートをかざして「すかし」を確認するなど、より厳密なもの。実際の理由はさておき、「ドイツ人は几帳面」というイメージがより強くなったのでした。

 国際夜行列車「ナイトジェット」NJ294(EN294)列車は8時17分、2分ほど早く終点のミュンヘン中央駅に到着。ちなみにこのミュンヘン中央駅、ホームに面して鉄道模型店があり、日本の鉄道模型ブランド「KATO」のポスター(「ICE4」のNゲージ)が貼られていました。

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ミュンヘンからローカル列車などを乗り継ぎ向かった「ノイシュヴァンシュタイン城」(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 ミュンヘンからは、ローカル列車を乗り継いで「ロマンティック街道」終点の街フュッセンへ。バイエルン王のルートヴィヒ2世が「城への憧れ」から19世紀に建築した、こう見えて実は鉄骨組みの「ノイシュヴァンシュタイン城」見学に向かいます。

協力:ユーレイル・グループGIEドイツ観光局

【了】

ローマ発ミュンヘン行き「ナイトジェット」のルート。画像はフィレンツェからのもの。

検札時に車掌から手渡されたイタリアのワイン(2019年8月、恵 知仁撮影)。

朝7時ごろ、車掌が部屋に運んできてくれた朝食。写真は2名分(2019年8月、恵 知仁撮影)。

欧州の国際夜行列車「ナイトジェット」を写真でチェック!

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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