毎年1月2日は「渋滞の特異日」なぜか? 上下線とも激しい混雑予想 回避する方法は

1月3日以降も激しい渋滞 回避するには?

「特異日」1月2日が過ぎても、激しい渋滞は続きます。渋滞予報士の小宮さんによると、2020年は正月3が日のあと週末が続く曜日配列で、休日が増えるため、例年よりも交通集中による渋滞が増加する見込みだそうです。

 全国の高速道路で10km以上の渋滞が発生する回数は、1月3日(金)が下り線で14回、上り線で38回と予想されており、上り線はこの日がピークです。4日(土)になると、下り線は5回に落ち着きますが、上り線ではこの日も20回発生する予想です。NEXCO各社とも、下り線は4日(土)から5日(日)に、上り線は5日(日)に利用するよう呼び掛けています。

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NEXCO東日本関東支社管内における2019年度年末年始の日別・方向別渋滞回数。10km以上の渋滞予想をカウント(画像:NEXCO東日本)。

 小宮さんは、「ピーク日を避けたご利用が難しい場合、出発時間を選んでいただくことで、渋滞を回避できることがあります」と話します。NEXCO東日本管内では、下り線は午前中、上り線は午後に混雑する傾向があり、「それぞれ夕方から夜、午前中から昼にかけてのご利用がオススメ」とのことです。

 一方、NEXCO西日本管内の名神高速など、場所によっては大阪方面へ向かう下り線が午後に、東京方面へ向かう上り線が午前に激しく渋滞するところもあります。

 ちなみに、この年末年始期間中で予想されている特に長い渋滞としては、1月3日(金)の東北道(上り)加須IC~栃木IC間、関越道(上り)鶴ヶ島IC~本庄児玉IC間、東名高速(上り)横浜町田IC~御殿場IC間が挙げられ、いずれも最大35kmとされています。東名(上り)の同区間については、4日(土)も同等の渋滞が発生する見込みです。

【了】

【写真】初の女性「渋滞予報士」NEXCO東日本関東支社の小宮さん

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