米軍「戦う航空管制員」CCTの奮闘 東日本大震災 津波受けた仙台空港を救援拠点にせよ

「戦闘管制員」とはアメリカ軍における役職のひとつで、戦闘地域での航空管制などを担当する隊員のことです。東日本大震災の際には仙台空港で、わずか6時間で空港機能を回復、輸送機を着陸させていました。その職務を追います。

1秒でも早く救援機を降ろせ!

 一方、地震発生直後から山形空港をベースに活動していたアメリカ軍は、救援活動の拠点として位置的、規模的に仙台空港が最適と判断し、救援活動と並行して仙台空港の復旧を決定しました。そして13日には仙台空港の状況を掌握するため、航空偵察を実施します。

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仙台空港のメインエプロンにて自らの手で堆積した泥をかきわけるアメリカ軍第353特殊作戦群第320特殊戦術中隊のメンバー(画像:アメリカ国防総省)。

 やがて3月16日朝、航空自衛隊松島基地を経由して仙台空港に到着した一団がありました。アメリカ軍第353特殊作戦群第320特殊戦術中隊です。午前8時30分に現場入りした彼らは、即座に空港施設の調査や管制機器の準備を開始。14時30分には資機材を満載したMC-130H「コンバット・タロンII」特殊作戦機が震災後、固定翼機として初めて仙台空港に着陸します。

 わずか6時間で空港機能を回復させ、救援機着陸の中心となったのは、CCTと呼ばれる隊員達でした。

「CCT」とは「Combat Controller」の略で「戦闘航空管制員」と呼ばれ、戦闘地域での友軍航空機を管制する「戦闘航空管制」や、友軍の行動上の脅威を排除するために航空機や地上部隊、艦艇に火力支援を要求、誘導する「火力支援誘導」などを任務としている部隊です。

【写真】東日本大震災2日後 津波の水が引かない仙台空港を上空から

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