映画『トップガン』敵はどこの軍だったのか?劇中情報と当時の世界情勢を考察した結果

F-14「トムキャット」戦闘機を広く知らしめた映画『トップガン』ですが、主人公のマーヴェリックたちは劇中最後のドッグファイトで、どこの誰と戦っていたのでしょうか。描写された情報や当時の世界情勢などから考察してみました。

映画『トップガン』の敵 なぜインドと断定できるのか?

 なぜインドと断定できるのでしょうか。

 まず、クライマックスとなる最後のミッション前ブリーフィング(会議)では、マーヴェリックらが所属する空母「エンタープライズ」の座標がホワイトボードに、「北緯20度43分、東経64度24分」と記されています。これはインド洋上であり、東のインド、北のパキスタン、西のアラビア半島からほぼ等距離の位置です。

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映画『トップガン』最後のブリーフィングで示された空母「エンタープライズ」の位置。中央の十字が「北緯20度43分、東経64度24分」(国土地理院の地図を加工)。

 そして、マーヴェリックが最後に空母から発艦した時点における、敵MiG-28の位置は、セリフ中で真東へ距離180海里(340km)であると報告されています。さらにその少し前のシーンにおいて、真東から敵機が接近中であるとされ、MiG-28がインド沖合からアメリカ海軍の空母へ向けて飛行し、その途上においてアメリカ海軍のF-14とドッグファイトに入ったことが分かります。

 以上のように、映画の劇中描写から判断するに、インド空軍以外は地理的にほぼ考えられない状況となっています。ただ、パキスタン空軍である可能性もゼロとは言えません。

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コメント

1件のコメント

  1. 敵、第五世代戦闘機の翼に日の丸。敵国はわが国、日本でした。ショックだけど