オレカ・イオカ・パスネット… ICカード登場前 いろいろあった鉄道プリカの世界

JR東日本のSuica登場以来、ICカードは大都市圏を中心に、鉄道利用や買い物などになくてはならない存在となりましたが、ICカード登場以前はプリペイド式の磁気カードが活用されていました。鉄道会社や地域ごとに、その変遷を振り返ります。

会社間で共通化 「パスネット」や「スルッとKANSAI」

 ストアードフェアシステムの採用により、「きっぷ売り場に並び運賃表を確認してきっぷを買う」という手順が省略されたため、利便性は飛躍的に向上。カードの普及にも拍車がかかります。

 ストアードフェアシステムは、自動改札機の整備が進んだ鉄道会社から順次採用されました。営団地下鉄(現・東京地下鉄)の「NSメトロカード」、都営地下鉄の「Tカード」など、各社が独自のネーミングで発売。図柄はバラエティに富み、記念カードも多数発売されました。

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首都圏では営団地下鉄と都営地下鉄が、関西圏では阪急電鉄と能勢電鉄が相互利用の嚆矢(児山 計撮影)。

 しかし、これらのカードは会社間の互換性がありませんでした。複数の鉄道会社を利用する場合、鉄道会社ごとに専用のカードが必要だったのです。

 より利便性を高めるため、関西では1994(平成6)年から、阪急電鉄と能勢電鉄のあいだで「スルッとKANSAIネットワーク」が開始されました。1996(平成8)年からはさらに、阪神電鉄、大阪市交通局、北大阪急行が加わりました。

 首都圏では、1996(平成8)年に都営地下鉄と営団地下鉄のカードが共通化されたのを皮切りに、各社もこれに倣い、2000(平成12)年には「パスネット」という形で22社局のカードが共通化されました。しかしJRと私鉄とでの共通化はなされず、両者はカードのシステムが分かれたままでした。

【写真】懐かしい鉄道各社のプリペイドカード

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コメント

1件のコメント

  1. パスネット→PASMO

    スルっとKANSAI→PiTaPa

    トランパス→Manaca

    ICカードは一部を除いて相互利用が可能になった。

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