「ガンダム」まで何マイル? 防衛装備庁が「パワードスーツ」を開発する理由と現状

21世紀になっても「ガンダム」のような、人間が搭乗する2脚歩行ロボット兵器はいまだ登場していませんが、一方で人間が装着するタイプの「パワードスーツ」は開発が進んでいます。実際どのようなもので、なぜ必要なのでしょうか。

こいつ動くぞ! ついに動く実物大「ガンダム」 一方実際のロボット兵器は…?

 実物大「ガンダム」がついに動き出す一方、防衛装備庁は「パワードスーツ」を真剣に開発中です。

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2019年11月、「防衛装備庁シンポジウム」にて披露された、「高機動パワードスーツ」試作機(2019年11月13日月刊PANZER編集部撮影)。

 2020年1月20日、実物大の動く「ガンダム」を一般公開することを目指すプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の、具体的な公開内容が発表されました。公開施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が横浜市の山下ふ頭にて7月よりプレオープンし、10月1日より1年間、公開予定とのことです。

 アニメ『機動戦士ガンダム』が世に出て今年で40年目、SFの技術はようやく現実になったのでしょうか。

 アニメやSFの世界では、2脚歩行の人型ロボット兵器は一般的です。『機動戦士ガンダム』におけるモビルスーツは企画段階において、「スーツ」という名称にも表れているように、元々は歩兵の戦闘力を強化するために着る装甲スーツと設定されていました。しかし当時は巨大ロボットアニメ全盛期であり、やがてスーツと呼ぶにはやや違和感のある高さ18mという人間の約10倍、6階建てビルに相当する大きさになります。

 リアル世界の主力戦車はどんどん主砲が大きくなり、その威力に耐えられるように装甲も厚くなり、重くなった車体を無理やり動かすために大馬力エンジンを詰め込んで、地面で動かすには限界点に近い重さ60tを超えるようになってしまいましたが、SF世界の人型兵器も、同じ顛末をたどって巨大化したと想像を膨らませることもできます。

 そして現在、残念ながらリアル世界では、2脚歩行の人型ロボット兵器は存在していません。

【写真】河野防衛大臣も視察「高機動パワードスーツ」試作機

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