往復180万円のエミレーツ航空B777「ファーストクラス」どんな感じなのか? 体験展示へ

エミレーツB777のFクラスには業界初の取り組みも

 エミレーツ航空のボーイング777-300ER型機におけるファーストクラスの中央席は、業界初という「バーチャル窓」が導入されています。これは飛行機の窓を模した画面上に、外の景色をリアルタイムで映し出すもので、中央席でも窓側にいるような気分を楽しむことができるそうです。

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イベント会場に再現されたエミレーツ航空ボーイング777-300ER型機のファーストクラスシート(2020年2月6日、乗りものニュース編集部撮影)。

 コントロールパネルは英語、日本語含む14言語に対応しています。ユニークなのは通常、機内の客室温度は一括で管理されているのに対し、このファーストクラスでは、利用者それぞれが自分の好みの温度を設定できることでしょう。

 イベント会場で案内に立っていたエミレーツ航空のCA(客室乗務員)も「他社さんの客室をすべて存じ上げているわけではありませんが」と前置きした上で、他社の客室であまりこの機能は見たことがないと話します。このほか、照明のカラーや明るさも変えることができます。

 メインモニターの大きさは32インチで、約4500のコンテンツが視聴でき、一部では日本語字幕も挿入されています。モニターの両脇にはミニバーが設けられていて、ドリンクの種類にこだわならければ、CAへオーダーする必要すらありません。なお、モニター前のテーブルの一部を立ち上げると、鏡付きの化粧台に変貌します。

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