地中トンネルグルグル まもなく開通 首都高横浜北線の馬場出入口は神奈川の大橋JCT?

地中でトンネルがとぐろを巻く複雑構造

 馬場出入口について首都高速道路は、複数のランプウェーが「地中でとぐろを巻いているような構造」と説明します。限られたスペースのなかで、地下およそ50mを通る本線と地上をつなぐ4本のトンネルが、それぞれ弧を描きながら複雑に立体交差しているのです。

 それぞれのランプウェーは、ループ状の構造で高低差を埋めているため、カーブは最小半径50m、勾配は最大8.1%に及ぶとのこと。これは、地下のC2中央環状線と高架の3号渋谷線とをつなぐ大橋JCTのランプウェーと、ほぼ同等の値だそうです。首都高速道路の橘さんによると、用地の広さも大橋JCTとほぼ同じであることからも、「『大橋JCTの神奈川版』と言えなくもない」といいます。

 また、各ランプウェーは本線トンネルと同じく、巨大な「シールドマシン(掘進機)」で掘りぬかれましたが、本線トンネルとの間隔は最小でわずか35cmだそうです。この条件で本線トンネルに影響を与えずにランプウェーを構築すべく、安全の確保に時間を要したそうです。

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ランプウェーは本線の合流部へ向かって下り坂が続く(2020年2月18日、中島洋平撮影)。

 こうして誕生したランプウェーにも、本線トンネルと同等の安全設備があります。25mごとに自動火災検知器、50mごとに消火器や消火栓が設置されているほか、ランプウェー内の様子はテレビカメラを通じて指令所から24時間監視されています。また、本線では車道の下が避難路になっていますが、ランプウェーでは車道側壁を隔てて避難路が設けられており、非常時はここを通じて地上へ出られます。

 ちなみに、馬場出入口の総事業費は約310億円です。

 なお、一般道との接続部は大きくわけて、料金所を挟んで北側と南側の2か所に設けられますが、今回は北側のみが開通します。南側は、接続する神奈川県道大田神奈川線の4車線化が完成したあと、2020年内に開通予定です。

【了】

【ギャラリー】ぐるぐる構造の馬場出入口に潜入!

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