ロボット戦闘車 本当に実現するのか? 電気犬 ゴリアテ ウラン9…続く試行錯誤の歴史

軍民問わず無人航空機が空を飛び交う昨今ですが、比べて地上を走り回るような無人兵器の話はあまり聞きません。発想は第1次世界大戦前からあり、各国において研究開発されてきたロボット戦闘車の、紆余曲折の歴史を追います。

無人兵器が飛び交う大空 一方地上では…?

「ロボット兵器」と言えばSFのように聞こえますが、人が乗らない無人兵器はすでに世界中で使われています。

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ロボット戦闘車のひとつ、シリア内線で実戦に使われたロシア軍の「ウラン9」(画像:ロシア国防省)。

 最近では2020年1月3日にイラクのバクダッド空港付近で、イラン革命防衛隊の「コッズ部隊」司令官ソレイマニ少将が、アメリカ軍無人機からの攻撃で殺害されました。使われた無人機はアメリカ軍特殊作戦コマンドのMQ-9「リーパー」で、カタールの基地を離陸し、アメリカのネバダ州にある空軍基地から遠隔操作されたようです。

「リーパー」のようなミサイルを抱えた大型機から、空撮に使う手のひらサイズのドローンまで、周囲状況をある程度自身で判断して自律飛行できる軍用、民間用無人機は世界中を飛び回っている一方、地上に無人車はまだ走り回っていません。人間にとっては飛行機を操縦するよりクルマを運転する方が簡単ですが、ロボットにとっては地上を動き回る方が難しいようです。

 戦場で働くロボット車の研究は、第1次大戦前から始まっています。1915(大正4)年にアメリカの発明家が「Electric Dog(電気犬)」という自動運転車を公開しました。操縦者のもつ懐中電灯などの光源を感知して、光の強い方向に操舵するというものです。第1次大戦が始まると前線で無人の荷物運搬車に使うことも考えられましたが、精度が悪く実用にはなりませんでした。

【画像】アメリカの発明家が夢見た「電気犬」

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