窓なかったアメリカの新型コロナ救援チャーター機 飛ばした「カリッタ航空」とは?

新型肺炎の集団感染が確認されたクルーズ船、そこにいたアメリカ人が「窓のない救援チャーター機」で、羽田空港を発ちました。機体は「カリッタ航空」という会社のものですが、どのような航空会社で、なぜ引き受けたのでしょうか。

ユニークな側面を持つカリッタ航空が関わったワケ JALとの関わりも

 このカリッタ航空は、通常の貨物航空会社とは異なり、少し特殊な輸送業務を担うことがあります。アメリカ軍と契約を結んでおり、同空軍の部隊のひとつ、航空機動軍団のチャーター輸送を請け負うといった面も持ち合わせているのです。そのため日本でも、定期貨物便を運航する成田国際空港や中部国際空港のほか、横田基地や嘉手納基地にも飛んでくることがあります。

 今回のチャーターは救援のための輸送的な側面が大きく、行き先もアメリカの基地でした。このことから、軍との関わりが深い同社が担当したと見られています。

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JALとのコードシェア初便となったカリッタ航空のボーイング747-400F型機(2019年8月、乗りものニュース編集部撮影)。

 なお同社のコンラッド・カリッタCEO(最高責任者)は、アメリカでは「伝説のドラッグレーサー」として知られているそうで、1967(昭和42)年に自らセスナを操縦し、クルマの部品を輸送したことから航空貨物輸送業を始めたといいます。

 この事業を拡大し、アメリカン・インターナショナル・エアウェイズを設立、1997(平成9)年に同社を退社したのち、新たに設立したのがカリッタ航空です。ちなみに、航空機と管制官で使われる航空会社の名称「コールサイン」は、同社CEOの愛称である「コニー」です。

 また、カリッタ航空は2019年より、JAL(日本航空)グループの9年ぶりとなる貨物便運航再開にあたり、コードシェア(共同運航)のパートナーを務めています。その初便のフライトを記念したセレモニーでは、カリッタ航空の日本代理店がカリッタCEOのメッセージを代読し、同CEOが初めて購入した「ジャンボ」ことボーイング747型機は、元JALのものであったと明かしました。

 2020年2月現在も、カリッタ航空は元JALの「ジャンボ」を保有しており、退役したJAL「ジャンボ」の再就職先のひとつとなっています。

【了】

[CC BY-SA〈https://bit.ly/2uYSdMu〉])。

【写真】カリッタ航空CEO「コニー」が立ち上げたAIA航空のDC-8

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