「排泄物入りペットボトル」も モラル疑う車内から路上へのゴミポイ捨て問題 対策は

路上に、車内からポイ捨てされたと見られるゴミの溜まっている光景がしばしば見られます。なかには、そうしたペットボトルの20%が排泄物入りだったという場所もあるそうです。道路管理者も対策を進めています。

トラックからのポイ捨て、なぜ? 業界構造も一因か

 全日本トラック協会ではこれまで、ゴミのポイ捨てが多いという声があった栃木県内の国道4号バイパスや、川崎市内の臨港地区などで、立て看板や防犯カメラの設置を行ってきたといいます。いずれも、トラックの通行が多い路線や地域です。

 トラックドライバーによる車内ゴミのポイ捨てには、業界の構造的な要因もあると全日本トラック協会は指摘します。

「荷主との力関係もあり、高速道路料金が運賃に含まれない場合があります。すると一般道を走らざるを得ず、長時間運転となるうえ、大型車を停められる場所も多くありません。場合によっては、運転席のなかで用を足すようなこともあるでしょう」(全日本トラック協会)

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国道1号バイパス 谷稲葉ICのポイ捨て防止啓発チラシより(画像:静岡国道事務所)。

 もちろん、基本的な社会マナーを守るというドライバーの心がけが大前提としつつも、荷主の協力を得て、業界全体における労働環境の改善を図ることも必要だと同協会は話します。

「荷積みや荷下ろしを効率化させるなどして、ドライバーの拘束時間を短縮させることなどを荷主に求めた国のガイドラインも作成されています。こうした取り組みが進み、適切な運行計画を立てられるようになれば、状況は変わるかもしれません」(全日本トラック協会)

 なお、車内ゴミのポイ捨ては立派な犯罪行為です。道路交通法や道路法、軽犯罪法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律のほか、各自治体が定める条例などによっても罰せられる可能性があります。

【了】

【写真】実はポイ捨て対策 ゼブラ帯の不自然なガードレール

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