「超巨大飛行艇」3選 エンジン10発搭載 エアバスA380クラスの巨大機 二重反転プロペラ

世界各国で相次いで民間航空会社が設立された20世紀初頭、長距離を飛ぶ飛行機には水上機や飛行艇が多く用いられており、旅客輸送も外国便は飛行艇が主体でした。それゆえ巨大飛行艇が多数作られました。

世界最大の飛行艇はエアバスA380に匹敵するサイズ

 第1位は、アメリカのヒューズ・エアクラフトが開発したH-4「ハーキュリーズ」です。出力3000馬力のエンジンを8基搭載し、機体サイズは全長66.65m、全幅97.51m、全高24.18mと、2020年現在、世界最大の旅客機であるエアバスA380の全長72.72m、全幅79.75m、全高24.09mに迫る巨大さです。

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アメリカのヒューズ・エアクラフトが製造した世界最大の飛行艇H-4「ハーキュリーズ」。世界最大の木製機でもある(画像:サンディエゴ航空宇宙博物館)。

 H-4の開発は第2次世界大戦中に始まりました。担当したヒューズ・エアクラフトは、アメリカの実業家ハワード・ヒューズが1932(昭和7)年に設立したオーナー企業で、このような大型機を手掛けるのは初めてのことです。

 戦時下における物資の空輸を企図してのものでしたが、国から貴重なアルミニウムを使わず木製にするよう指示されたことなどから開発は難航、そうこうしているあいだに終戦を迎えてしまいます。

 ヒューズが自己資金を投入してまで開発を続けたH-4の初飛行は、大戦終結から2年後、1947(昭和22)年11月2日のことでした。このときはヒューズ自ら操縦桿を握っての滑水テストで、元々飛行は予定になかったといいます。高度25mを1マイル(約1.6km)ほど飛行したそうですが、しかしこれを最後にH-4はお蔵入り状態となってしまいました。理由は不明ですが、機体強度に問題があったという説も見られます。

 ヒューズはH-4に愛着があったのか、その後も破損した際には完全に修復するなどしつつ、機体を保管し続けました。その甲斐あってか彼の死後、博物館で保存されることになり、2020年現在もオレゴン州の航空博物館で展示されています。

 ここにあげた3機種は、すべて試作で終わった機体です。量産機で最大のものは、フランスのラテコエール631です。同機は6発エンジン機で、試作機のほかに10機製造され、1955(昭和30)年9月10日まで旅客輸送を担っていました。

【写真】日本のUS-2飛行艇よりも巨大 6発エンジン飛行艇の飛ぶ様子

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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コメント

2件のコメント

  1. そのうち話が出ると思いますけど日本の民用航空でも飛行艇を使っていた時期があったんですね。伊丹~新居浜とか…

  2. 昔(第二次世界大戦以前)の大型機や高速機に水上機(飛行艇ふくむ)が多かったのは、離陸滑走距離によるものだと聞いたことがある。すなわち、大型機/高速機は長~い滑走路が必要となるけどそんな滑走路は非現実的で、それならほぼ無限に近い様な海の上を滑走して離陸(離水)すればいいじゃん、ということだったんだそうで。

    「紅の豚」で高速水上機が飛び回ってたのも、そんな理由。フラップが進歩して現代の陸上機の時代になった。

    本記事にはいざという時に着水できたからという事だけが水上機だった理由みたいに書いてあるので、追加のネタとして書いときます。

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