上空から放たれる圧倒的火力 105mm砲搭載のガンシップ「AC-130」 その性能とやらは?

砲兵は「戦場の女神」と呼ばれることもありますが、まさに神のごとく敵の頭上を飛び回り、砲弾を降らす飛行機があります。その名はAC-130。「毒針」や「幽霊」などと名付けられた攻撃機は、いったいどんなものなのでしょう。

AC-130の個性は足の遅さと屈指の火力

 AC-130は輸送機ベースのため、ほかの攻撃機と比べてスピードの遅さが欠点ですが、目標上空にとどまって攻撃を加え続けられるという唯一無二の長所があります。この長所は、敵が強力な戦闘機戦力や対空火器を装備していない場合には大きなメリットで、それゆえにベトナム戦争後も、マヤグエース(マヤゲス)号人質救出作戦やグレナダ侵攻、パナマ侵攻、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争などに参加しています。

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最新型のAC-130J。赤い楕円で囲った中の手前が30mm機関砲、後方が105mm砲(画像:アメリカ空軍)。

 なお2020年現在は、前述の通りAC-130WとAC-130Jの2タイプありますが、AC-130Jの増備が進められ、近い将来AC-130Wは退役する予定です。

 ちなみに前述した最初の機体AC-47「スプーキー」は、当初FC-47という型式でした。なぜならAC-47という型式は、すでに別のタイプ(飛行点検機)に振られていたからです。しかしアメリカ空軍の戦闘機パイロットのあいだから、FC-47は戦闘機ではないと反対を受けます。そこでアメリカ空軍は、わざわざAC-47をEC-47に型式変更し、FC-47をAC-47に変えました。

 その経緯がなければ、もしかしたらAC-130はFC-130になっていたかもしれません。

【了】

【写真】飛行服で105mm砲を操作するAC-130の乗員

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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