高速バス 2020年春の新路線&消える路線 空港便利に JR最長路線など長距離は縮小傾向

例年、春には高速バスの新路線が多く開設されます。2020年は、羽田空港や地方空港などのアクセスバスが大幅増強。一方で、特に長距離の路線を中心に、休止や廃止に至るものもあります。

空港と地方を結ぶ高速バス新路線が続々

 2020年春、高速バスの新路線が多く誕生するとともに、運行を終える路線もあります。今回は2月から4月にかけて新設、休止あるいは廃止されるおもな路線を紹介します。

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ジェイアールバス東北の東北新幹線「はやぶさ」ラッピングバス(2019年7月、中島洋平撮影)。

さくら高速バス 大阪・神戸~小倉・博多線

・運行開始日:2020年2月5日(水)

「さくら高速バス」は、旅行会社のさくら観光が予約を取り扱い、桜交通やAT LINERなどが運行する高速バスブランドの総称です。今回、さくら高速バスとして初めて福岡県に乗り入れました。大阪では、2019年11月に開業した大阪駅前の大型商業施設「LINKS UMEDA」のバスターミナルに、博多では、2018年12月に開業した博多駅前のバスターミナル「HEARTSバスステーション博多」に発着するなど、主要都市における新興のバスターミナルを活用しています。

富士急行 静岡空港~御殿場・河口湖線

・運行開始日:2020年2月23日(日)

 静岡空港(富士山静岡空港)と河口湖を結び、途中「御殿場プレミアム・アウトレット」や「富士急ハイランド」を経由する路線です。近年、静岡空港ではアジアからのチャーター便や定期便の就航が急増しているほか、御殿場や富士山周辺は外国人旅行者に人気があることから、両地域で交流や相互の送客を強化するための取り組みとして、直通の高速バス路線が誕生しました。

ジェイアールバス東北 仙台~羽田空港線「仙台・羽田号」

・運行開始日:2020年3月29日(日)

 羽田空港における新航路の運用開始にともなう国際線の増便にあわせて、空港と仙台を結ぶ路線が誕生します。これまで羽田空港を発着する高速バスは、遠くても栃木県や群馬県まででしたが、この国際線の増便にともなう機能強化の一環で、空港内に後述する新バスターミナルも整備され、空港と関東以遠を結ぶ路線がほかにも登場します。

【ギャラリー】2020年春の高速バス新路線をイッキ見!

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