8年ぶり 特急「成田エクスプレス」全列車が12両に 東京~成田空港間の6両運転終了
横浜・新宿方面と成田空港を結ぶJR東日本E259系の特急「成田エクスプレス」が、東京~成田空港間での6両運転を終了します。一時期は全列車が12両運転でしたが、いったいどのような背景で6両になったのでしょうか。
E259系デビュー時、東京~成田空港間は全列車12両だった
JR東日本のE259系特急形電車が、2020年3月13日(金)をもって東京~成田空港間での6両運転を終了する予定です。
E259系は2009(平成21)年10月1日、横浜・新宿方面と成田空港を結ぶ特急「成田エクスプレス」用の車両としてデビューしました。
特急「成田エクスプレス」は、多くの上り列車が東京駅で新宿方面と横浜方面の編成に分かれます。下り列車は逆に、東京駅で横浜方面と新宿方面から来る編成を連結します。
E259系のデビュー時、253系電車で運転されていた上下26往復のうち、10往復がE259系に置き換わりました。このとき、特急「成田エクスプレス」の東京~成田空港間は、全列車が12両運転に統一されています。
しかし、E259系化後の2012(平成24)年3月のダイヤ改正で、一部列車の廃止や臨時化により、東京~成田空港間を6両で運転する「成田エクスプレス」が登場しました。現在、東京~成田空港間が6両の「成田エクスプレス」は、下りが17号(新宿→成田空港)と21号(池袋→成田空港)、上りが18号(成田空港→新宿)と22号(成田空港→池袋)の計4本です。
これら4本のうち、17号、18号、22号は3月14日(土)から大船発着の編成が設定され、東京駅で分割・併合が行われます。21号は全区間12両での運転に変わります。この結果、東京~成田空港間の「成田エクスプレス」は、8年ぶりにすべての列車が12両編成での運転となります。
【了】
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