ブルーインパルスの「知られざる裏方装備」 パイロットの妙技を支えるチームプレイ

1964年の「東京オリンピック」も1998年の「長野オリンピック」も、開会式には航空自衛隊のブルーインパルスが飛行しました。ハレの日を彩る飛行には、もちろんそれを支える舞台裏が。長野大会での事例を見ていきます。

一大イベントでミスしないための徹底的な支援態勢

 航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」は、オリンピックやラグビーワールドカップの開会式など、国民的行事においてその妙技を披露してきました。

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航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルス。正式名称は第4航空団第11飛行隊という(柘植優介撮影)。

 そのハレの日の舞台を彩る飛行の舞台裏には、何百人もの自衛隊員の支援があります。

 たとえば1998(平成10)年2月7日に行われた「長野オリンピック」の開会式では、航空自衛隊がブルーインパルスの飛行を、地上と空の両面からバックアップしました。

 手始めに、開会式の会場上空へ正確に進入できるよう、その脇に「移動式タカン装置TRN-501」が設置されました。これは「戦術航法装置」と呼ばれるもので、航空機を電波で誘導するものです。航空機の側では、方位と距離の測定を同時に行うことができます。

 1998(平成10)年当時、TRN-501は航空自衛隊にまだ数セットしかない新装備でしたが、ブルーインパルス支援のために実任務に就きました。

【写真】ブルーインパルスが青空に描いた「さくら」

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