新型コロナの影響 成田空港は「激減」ばかりではなかった 傾向違った第3ターミナル

新型コロナウイルスの影響が、成田空港にも広がっています。実際に行ってみたところ、影響を強く受けているエリアと、そうではないエリアがありました。どういった理由なのでしょうか。

成田の国内線需要をけん引 3月のLCC利用率はどんな状況?

 そして3月ですが、成田発着のLCCのなかで、最多便数、路線数を持つジェットスター・ジャパンは、この時期における国内線の状況を次のように話します。

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ほかと比べ人の姿が見られる成田空港第3ターミナルの出発ロビー(2020年3月17日、乗りものニュース編集部撮影)。

「3月の時点では、引き続きお客様には底堅くご利用いただいており、2月末に緊急事態宣言をした北海道の新千歳線など一部路線を除き、搭乗率は約7割となっています。この時期は外出自粛要請が出たことから、搭乗率が平年より減少気味ではありますが、春休み需要もあり、とくに沖縄や九州方面の路線は多くの方に利用いただけました。ただ、昨今の事情から、4月27日までは便数を減らして運航する方針です」(ジェットスター・ジャパン広報部)。

 なおジェットスター・ジャパンによると、飛行機の機内空調は2分から3分で全て入れ替わるよう設計されており、同社のエアバスA320型機には、医療機関などで用いられる高性能空気フィルターを搭載、循環される空気は高い清浄性を維持しているとしています。このほか、夜間駐機の際に座席周り、トイレのドアノブや蛇口ハンドルなど、利用者の手が触れる部分も専用の消毒液で消毒するなど、新型コロナウイルスの感染対策をしているとのことです。

【了】

【画像】ターミナル別で見比べる、3月17日の成田空港の様子

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コメント

1件のコメント

  1. まあ乗る人もいないのなら飛ばさなければ二酸化炭素も増えずにすむだろう