駅や列車内の忘れ物 その行方は? 持ち主が分かればウェブ検索可能に サービスの背景
返還率は約3割 傘、携帯電話、最近はワイヤレスイヤホンも
注意点としては、入力する名前は忘れ物に記載された通りの表記でなければならないことです。たとえば、ICカード乗車券のように券面にカタカナで名前が記載されている品物の場合は、漢字ではなくカタカナで名前を入力する必要があります。
受け取り時に公的証明書などで本人確認を行いますので、仮に誰かが名前を偽って検索したとしても、勝手に持っていかれてしまうということはありません。
東京メトロによると、駅構内、車内で発見される忘れ物の件数は1年間で約66万(2018年度)、1日あたり1800件以上にもなる計算で、そして忘れ物の件数は年々、増加しているそうです。ちなみに、返還されるのはそのうち約3割とのことです。
最も多い忘れ物は傘で、特に梅雨のシーズンは件数が増えます。そのほか、冬になるとマフラーや手袋、薄着になる夏場は携帯電話や名刺入れ、パスケースなど小物類の忘れ物が増える傾向にあるとか。最近では、電子タバコやワイヤレスイヤホンなどの忘れ物が増えているといいます。
こうした忘れ物は、拾得された当日は駅で保管し、種類や特徴を忘れ物検索システムに入力します。システムに登録された忘れ物の情報は、各駅やお客様センターの端末で共有され、どこからでも検索ができるようになっています。
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