列車の発車が最も少ない駅は? 1日1回の新十津川駅廃止 そのあとは…18きっぷの難所も

「1日3本の駅」は九州の日豊本線にも

 一方の九州にある駅は、北九州から南下し宮崎を経由して鹿児島までを結ぶ日豊本線のうち、連続する宗太郎、市棚、北川、日向長井、北延岡の5駅です。大分と宮崎の県境をまたぐ山あいの区間にあり、カーブやトンネルが続きます。JR九州によると、宗太郎駅の2015年度の乗車人員は1日あたり0.39人でした(大分県統計年鑑2016年度版。2016年度以降は駅ごとの公表なし)。

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JR日豊本線の宗太郎駅(2018年、恵 知仁撮影)。

 日豊本線の時刻表を見ると、この5駅に停車する列車は、下りが朝の延岡行き1本、上りが朝と夜の佐伯行き2本だけ。特急「にちりん」「にちりんシーガイア」は上り・下りそれぞれ1時間に1本程度が設定されていますが、すべて通過します。

 日豊本線を移動する際、この区間は普通列車の本数が極端に少ないことから、「青春18きっぷ」の利用者を中心に「宗太郎越え」とも呼ばれる難所として知られています。

 ちなみに、大都市にも発車本数の非常に少ない駅が、条件付きながら存在します。

【画像】新十津川駅の寂しい時刻表

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