新型コロナ下 飛行機の清掃事情 フライト後のANA国内線用B777を取材 どこまで消毒?
新型コロナ禍で機内の衛生面に関心が高まるなか、ANA国内線ではその対策の一環として、夜間駐機の消毒を行なっています。実際にその様子を取材してきたところ、その徹底ぶりがうかがえました。
ANA国内線では夜間駐機時に実施
新型コロナ禍で機内の衛生面に関心が高まるなか、ANA(全日空)が2020年6月15日(月)、羽田空港内で夜間駐機中の機内消毒の様子を報道陣に公開しました。
ANAによると、国内線は夜間駐機中、国際線は毎フライトごとに、利用者が使ったあとの機内の消毒を実施しているといいます。この作業はフライト後の清掃作業の一環で行われ、アルコールやANAが指定した薬品などを使って機内の衛生環境保持にあたっています。
今回公開されたのは、同日のANA国内線用ボーイング777型機の消毒の様子です。羽田に到着し利用者、パイロット、CA(客室乗務員)が全員降機した直後、清掃スタッフがANA機に乗り込みます。
この日の清掃はふたつの段階に分け行われました。まずは機内のごみを片付けテーブルを展開し、シートベルトや座席に備え付けられている安全のしおりやエチケット袋を所定のポジションへ戻すなど、全席をきれいに整えます。なお、新型コロナ対策における衛生面向上の観点からANA国内線では、機内誌などのシートポケットへの搭載を中止しており、閲覧希望者はCAに依頼するかたちに変わっています。
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