B747「ジャンボ」の特徴「コブ」 実はケガの功名だった? 裏にボーイングの先見の明

生産終了が報じられるB747「ジャンボ」シリーズの最大の特徴は、機体前方の「コブ」のようなアッパーデッキです。このコブ、実はかつて開発競争に敗れたモデルである「ジャンボ」が、旅客機として覇権をとるまでに造られたものでした。

一旦は負けたボーイング 旅客機用として大逆転の顛末

 当時、欧米を中心に航空需要が高まっており、そのなかでボーイングは旅客型だけではなく、貨物型としても使える大型の民用旅客機の開発が必要と判断します。

 そこで先述のロッキードに敗れた際の設計案をベースとした大型機開発に着手し、これがのちの「ジャンボ」となります。

Large 20200715 01
JALのボーイング747型機。画像は1970年代のもの(画像:JAL)。

 この開発の段階で、「ジャンボ」の特徴であるアッパーデッキが採用されることになります。実は「ジャンボ」も当初、エアバスA380型機のような総2階建てとする案も検討されたものの、将来的に貨物機としての需要を見込んでいたことから、これを見直します。

 というのも、総2階建てとすると貨物機として使うとき、1階部分にあたるメインデッキの容量が小さくなるためです。対して「ジャンボ」のスタイルは、アッパーデッキ部分に若干の座席とコックピットを配置することで、メインデッキの天地前後ほぼすべての空間を旅客または貨物の搭載スペースにできます。

「ジャンボ」はデビュー後、複数のタイプが生産され、1980年代から2000年代までの大型旅客機の代名詞ともいえる、強い存在感を放つモデルのひとつとなりました。日本では特に、国際線はもちろん、短距離国内線でも重用され、そのための特別仕様機が運航されるなど、世界的に見れば少々ユニークな使われ方もされています。

負けず劣らずデカイ! 当時の「ジャンボ」に勝ったC-5「ギャラクシー」

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. ボーイング747は

    空軍貨物機では

    ロッキードC5に破れた

    そこで、旅客機に

    しかし、当時としては巨大旅客機

    「パンナム」がうちが買います❗

    空席で飛ばすより

    料金を下げても空席を埋めるほうが得になり

    結果運賃の低下となった‼️

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス