さらば元ANAのB737-500「スーパードルフィン」 ラスト1機が「花束持って」日本出発

ラスト1機の「イルカ」JA307K 最後の様子は?

 今回羽田空港を飛び立ったJA307Kは、エンジンのイルカがソメイヨシノ(東京)、ハマナス(北海道)、サンゴ(沖縄)、海藻でできた花束を持っていました。ANAによると花束の内容は「イルカがANAウイングスの就航地から、花と海のものを感謝の気持ちで集めてきた」というストーリーからだそうです。この機体は1999(平成11)年に納入されたもので、2020年4月8日の中部発福岡行きNH449便で退役しています。

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羽田空港を出発するANAボーイング737-500型機「スーパードルフィン」のエンジンカウル(2020年8月4日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみにこのJA307Kは、尾翼や胴体ANAロゴなどはすでに取り払われているものの、エンジンカウルのイルカと花束ステッカーはこの日もそのままの状態でした。

 なお、2020年6月の最終フライトを担当し「スイートピーとカスミソウ」の花束デザインだったJA306Kは7月29日(水)に、「魚」の花束デザインだったJA305Kは7月23日(木)にそれぞれ羽田空港を離れています。

【了】

写真で見る「空飛ぶイルカ」の最後の姿

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