未確認飛行物体!? エリア51で飛んでいたアメリカ軍の極秘戦闘機YF-110 なぜ「Y」がつく?

アメリカ空軍は「エリア51」で様々な新型機のテスト飛行を行っています。そのなかにはアメリカ製ではない機体も含まれていました。自国製ではないのに試作を示す「Y」の型式が付与された秘密の機体について見てみます。

第3国経由で手に入れた敵国生まれの戦闘機たち

 先に結論をいってしまうと、YF-110はMiG-21、YF-112はSu-22、YF-113はMiG-23、YF-114はMiG-17であり、それぞれアメリカ空軍が情報漏洩を防ぐために付与した欺瞞用の型式でした。

 実は、アメリカ空軍はこれらの機体をイスラエルやエジプト経由などで入手し、調査や研究のために実際に自国内で飛ばしていたのです。そのときにホームベースとなっていたのが、冒頭のグルーム・レイク航空基地でした。

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アメリカ空軍博物館に収容されているMiG-21戦闘機。以前はYF-110としてアメリカ空軍が使用していた機体(画像:アメリカ空軍)。

 ソ連製の機体を運用していたのはアメリカ空軍第4477試験評価飛行隊です。この飛行隊は1980(昭和55)年5月1日に発足しましたが、発端はその前にあったベトナム戦争で、ソ連製戦闘機にアメリカ製戦闘機が苦戦を強いられたことでした。

 ソ連製戦闘機に対して、アメリカ製戦闘機はどのような戦術で立ち向かうのか、その研究はベトナム戦争が終わっても続きますが、そのようななかで各種研究を行うにあたり一番の近道は、ライバル機を手に入れることだとの結論に達します。

 そこで1970年代後半に、イスラエルが捕獲した元シリア空軍やイラク空軍所属のMiG-17およびMiG-21を入手。これにより前出の第4477試験評価飛行隊が発足しました。

 ソ連製の機体はその後、エジプト経由でも調達されるようになり、新型のMiG-23戦闘機も1980年代半ばには、すでに第4477試験評価飛行隊にあったそうです。さらに1980年代後半には、新たに中国からMiG-21のライセンス生産型であるJ-7(F-7)B戦闘機12機を新規購入しています。

【写真】アメリカ空軍博物館に収蔵された元極秘機

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コメント

2件のコメント

  1. 統一後のドイツでも旧東独の兵器を使ったとは驚きですが、在韓米軍が撤退したら南侵統一され韓国軍のF-35が北の人民軍に鹵獲されてしまうと思います(米国から遠隔操作で飛べなくできそうではありますが)。

  2. 自衛隊もロシアの戦闘機デザインを勉強しましょうよ、たとえばインド空軍から中古スホイを購入するなどして。

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