旅客機と貨物機 操縦はどう違う? 操縦機会は? ANA「B777F」パイロットに聞く裏側
いよいよ搭乗! 飛行ルートにも差? 旅客機と貨物機
ANAのパイロットによると、フライト前に事務所で行われる確認事項は旅客機、フレイターともに同じである一方、担当する飛行機についてからは差が生じるといいます。
機内に入るとパイロットはフライト前に、消火器やライフベスト、救急用酸素ボンベなど客室内の非常用装備品が所定の位置、数量で搭載されているかを毎回確認するとのこと。これは旅客機だと、客室乗務員がチェックするのだそうです。
また、出発空港で雪が降っているとき機体の雪を取り、着氷を防止する措置を講じたのち出発しますが、このときのチェック方法も旅客便とフレイターでは異なるといいます。
旅客便では、場合によっては翼の表面をパイロットが直接客室に出向き目視で確認することがある一方で、フレイターでは点検が必要な状況になった場合は一律で駐機場へ引き返し、再び作業を実施するとのこと。これは777F型機の場合、飛行中にパイロットが貨物室に行くことが原則できないからだといいます。
設定される飛行ルートは、旅客機、フレイターともに大きな差はないとしています。ただし、乗客の乗っていない貨物便は比較的揺れを気にしなくて済むため、ルートや高度選定は多少選択肢が広がるとも。といっても、貨物の中には競走馬や絵画、高級車などが搭載されているケースも多いことから、基本的に大きな揺れを避けるというのは一緒だそうです。
全日空では飛行中に貨物室にパイロットが入れないという事でしょうか?それとも離陸前に貨物室に入れないという事でしょうか?
意味が良く分かりませんが。アンチアイスの液体の濃度により離陸までの時間が決まっているはずで、その時間までに離陸できなければ駐機場に戻り再度アンチアイスをしなければならないのは旅客機も貨物機も同じでは?
貨物室にいっても
窓がないので
翼を目視で点検できない
それが貨物室にいかない理由です
雪の降り方の状況により、防除氷液を撒いてからの時間だけでなく、目視で必ず確認しなければいけないこともあります。
上空で貨物室へいく必要性はないので貨物室へは行きません
もしどうしても行く必要があるときは、急減圧に備えて酸素ボンベを持って行きます。
「同社では、ボーイング767型機、そして2019年からはより大型である777型機のフレイターである777F型機を2機保有しており、同社のパイロットはそれらに共通して乗務できるといいます。」777と777F、767と767Fとの間で共通して乗務って意味で書きたかったんだと思いますが、この記事の書き方だと767と777と777Fで共通して乗務できるとしか読み取れず、誤解が生じます。
ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。