門外不出の「機内食レシピ」ANAが一般公開…なぜ? 総料理長&企画者が語るウラ側

新型コロナで利用者が機内食を楽しむ機会が減るなか、ANAが機内食レシピをウェブ上で公開。異例となるこの取り組み、発案のきっかけやメニュー選定の理由などそのウラ側を、企画者、そしてANA機内食「生みの親」に聞きました。

異例の「レシピ公開」 今後はどうする?

 なお、ANAケータリングサービスの清水総料理長によると、機内食とレストランでの食事との違いは次のようなものがあると話します。

「お店によって異なるとは思うのですが、レストランの場合、いろいろな料理が少しずつ出てくることが多いのですが、機内食はコース料理でありながら、そのバリエーションは4品程度になります。が一般的だと思います。ですので、一品一品を『より完成されたものでなければならない』という感覚です。そういった意味で今回のレシピ公開されたものについても、『一品でも満足できる』ものになっていると思います」(ANAケータリングサービス 清水 誠総料理長)

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左が「メカジキの塩こうじ揚げ きのこたっぷりカレーソース」、右が「アボカド釜素味噌焼き」(画像:ANA)。

 なお、ANA Xの永山 裕さんによると、今後も機内食レシピの公開について、「前向きに検討していきたい」としています。清水総料理長も「お客様からの声を反映していきたいと思っていますので、なにか『これが食べたい』というものがあれば教えて欲しいです」と話します。

 永山さんは「飛行機に乗るとき以外の日常でも、ANAらしさを感じていただけるよう、これからも取り組んでいければと考えております」、清水総料理長は「ANAは自信をもって料理を提供しています」とコメントしています。

【了】

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