トンネル通過時「耳がツーン」なぜ起こる? 飛行機、エレベーターでも 対処法は

電車がトンネルに入ると、耳が詰まった感じになったり、痛くなったりすることがあります。その症状はなぜ起こるのでしょうか。また、どう対処するとよいのでしょうか。

「耳がツーンとならない」対策済みの車両!?

 ところで、新幹線に乗っていると幾度となくトンネルを通過しますが、在来線に比べてさほど「耳ツン」状態にはならないと思います。実は新幹線は「耳ツン対策」として、車両のドアは圧着されてすき間を無くし、車内に気圧変化を生じさせないようにしています。

 同様の「耳ツン対策」がされた車両に、かつて北越急行で特急「はくたか」として走っていた電車があります。北越急行ほくほく線は大部分が単線で、狭い長大トンネルを最高時速160kmで駆け抜けるため、「耳ツン」が起きやすい環境です。このため、この路線を走る特急車両には圧着ドアのほか、急激な気圧変動を防ぐ吸排気口が採用されていました。

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かつて北越急行を最高時速160kmで駆け抜けた特急「はくたか」(2008年12月、恵 知仁撮影)。

「耳ツン」解消の方法は?

 さて、いざ「耳ツン状態」が起きた時の対処、また予防はどうすればいいのでしょうか。JAL(日本航空)は「快適な空の旅のために」という特設ページにて、次の方法を説明しています。

 まず予防ですが、風邪やアレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜が腫れ、耳管が開かなくなるため、耳ツンがおきやすくなります。トンネルを通過するのは一瞬ですが、飛行機に乗るなど、気圧変化が継続して発生する環境に行く場合は、できるだけ治しておくといいでしょう。

 次に発生後の対処法ですが、つばを飲み込んだり、あくびをしたり、飴を舐めるのが効果的。それでもダメなら、耳抜きを行うといいそうです。耳抜きの方法は、鼻をかみ、息を軽く吸い込んでから鼻をつまみ、口を閉じたまま中の息を耳の方へ送りこんだあと、唾を飲み込むという手順です。息を送り込むとき、強くやりすぎると鼓膜に負荷がかかるおそれがあるので気をつけてください。

【了】

【画像】標高差240m分!トンネル内で急激に低下する気圧、測ってみた

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