枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)の記事一覧
Writer: 枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter:@semakixxx
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「東京メトロの株式上場」なぜここまで遅れた!? 民営化から「速やかに」のはずが 決定へのいきさつとは
東京メトロが2024年度に株式上場となる見込みです。株式会社の設立から20年。早くから上場の話はありましたが、なぜ今までしなかったのでしょうか。また、今後どうなるのでしょうか。
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ついに始まった!?「地下鉄で空襲対策」は歴史的に異例なのか 戦争開始で「駅とトンネルに求められるもの」
東京都が地下鉄駅に避難用の「地下シェルター」を整備する方針だとする報道がありました。何をどう守るものなのでしょうか。国際的・歴史的に見て、地下鉄と戦争は切っても切れない関係にあるようです。
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京葉線「快速廃止問題」で「JRが見落としたもの」とは? 異例の「ダイヤ改正見直し」を生んだ地元事情
京葉線の2024年春のダイヤ改正は、廃止が発表された「朝ラッシュの快速」を、翻して「やはり廃止しません」と発表修正した異例の事態となりました。それでも「通勤快速」の廃止は覆らず、地元は反発したままです。なぜこのような事態が起きたのでしょうか。
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戦時中の鉄道は“女性が大活躍”…戦後なぜ消えた? 彼女らを追いだした「民主化の象徴」とは
女性活躍社会となってきた現代の日本。じつは過去にも女性が鉄道業界で活躍する時代がありました。それは戦時中です。ではなぜ戦争が終わったら、また女性が活躍できなくなったのでしょうか。
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「鉄道の省力化3点セット」開発着々 2024年の鉄道どう変化 人口減少時代の試金石に?
人出が戻り、運輸収入も回復基調にある鉄道業界。しかし一件落着とはいかず、その先で待ち受ける人口減少を見据えて動き出しています。自動運転に代表されるように、2024年は技術の熟成が求められる1年かもしれません。
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「コロナ禍前には決して戻らない」現実化した2023年の鉄道 値上げラッシュ 急な合理化 仕方ないことなのか
コロナ禍4年目の2023年。自粛ムードは薄れ、鉄道事業者の運輸収入は定期外なら従来の水準へほぼ戻りました。ただし合理化が加速し、減便や窓口縮小、制度の廃止など、利用者の立場からは手放しで喜べない側面もありました。
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蓋を開ければ絶好調「宇都宮ライトレール」なぜあんなに反対されたのか 延伸めぐり「政争」再び また市民を置き去りに?
8月に開業し、計画を前倒しする利用者数となった「宇都宮ライトレール」。市民に歓迎されている同路線ですが、開業までは反対の声も騒がれていました。なぜこのような「ギャップ」が生まれたのでしょうか。
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鉄道会社が欲しいのは「鉄道職」じゃない!? 広がる「カムバック採用」で「期待される人材」とは
鉄道会社が退職者を再雇用する動きを加速させています。JRなどに続き、東京メトロも募集を開始しました。対象は、育児や介護のみならず転職などの自己都合で退職した社員も含めています。なぜこのような制度を開始するに至ったのでしょうか。
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宇都宮LRTなぜ「全区間が路面電車」で開業? 郊外を爆走できぬ“制約”あえて選んだ理由と「爆走の野望」とは
郊外もトコトコ運転で、道路との平面交差も簡易である「宇都宮ライトレール」ですが、なぜ一部区間を一般的な鉄道として整備しなかったのでしょうか。
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JRの手を離れる在来線最長「北陸トンネル」3セクにどう影響? “長大トンネルの移管”すでに事例も
JR北陸本線の「北陸トンネル」が、新幹線開業にともなって第3セクター鉄道へ移管されます。青函トンネルを除きJR在来線で最長の歴史あるトンネルです。今後どうなるのでしょうか。