安藤昌季(乗りものライター)の記事一覧
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。
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「貨物」じゃないよ「荷物車」の系譜 なぜ鉄道でいろいろなモノを運ばなくなったのか?
鉄道はその開業以来、乗客だけではなく「荷物」を運ぶ手段でもありました。現代には「貨物車(貨車)」はありますが、「荷物車」は見られません。両者は何が違うのでしょうか。
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もし在来線が新幹線と同じ線路幅だったら? 日本の「鉄道の父」最大の後悔 国を揺るがした論争の顛末
日本の鉄道は多くが線路幅1067mmの狭軌を採用しています。これは鉄道開業時から続くものですが、明治期、1435mmへ改軌する動きがありました。どういう経緯があり、また改軌されていたらどうなっていたでしょうか。
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なぜ再燃? 北陸新幹線「米原ルート」 国もJRも“無理”というが… ネックな敦賀乗り換え解消法をマジメに考えてみた
未完成である北陸新幹線の敦賀~新大阪間は、2016年に「小浜・京都ルート」に決定しました。しかし金沢~敦賀間の開業後、乗り換えの不便さから「米原ルート」が再燃しています。この両ルートの問題と、今できることを考えます。
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サンライズの最安値寝台「ソロ」 上段と下段どっち派? 同額で何が違うのか
東京~高松・出雲市間を結ぶ唯一の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」には、狭いながら安価なB個室寝台「ソロ」が設置されています。この「ソロ」、上段室と下段室がありますが、全く異なる構造です。それぞれのメリットは何でしょうか。
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乗り場どこ!? 豪快な「路面から電車に乗り込む」駅なぜ存在 ホームなし 時刻表は意外な場所に
道路を走る路面電車といえど、停留所の多くにはプラットホームや屋根などがあって停留所だと認識できます。しかし中にはそれらがなく、道路から直接乗り降りするケースも。「どこが駅だかわからない」停留所をいくつか紹介します。
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旧日本陸軍「隼」 零戦の方がすごかったは本当か? ぶっちぎりの加速 連合軍も終戦まで警戒
旧日本陸軍の「隼」は、旧海軍の零戦とよく比較されます。火力、速度、航続力で零戦が上であるため「陸軍が零戦を採用していれば」とまでいわれますが、大戦後期まで連合軍戦闘機と互角に戦えた名戦闘機でもあります。
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勝算絶無の日米艦隊決戦「マリアナ沖海戦」 ゲリラに拘束されなかったら…? そこに勝機はあったか
80年前の6月19日、北太平洋で日米両軍が激突し、マリアナ沖海戦が発生しました。アメリカ軍の圧倒的な兵力を前に、策略ミスも重なり旧日本軍は大敗北。あまりにも一方的な展開でしたが、勝機を見出すことは不可能だったのでしょうか。
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“絶滅”間近の国鉄型 201系電車は何がすごかったのか 登場45年、関西で最後のとき
1979年に試作車が登場し、計1018両が製造された通勤形電車201系は、国鉄として初めて「省エネ電車」をうたった車両です。2024年中の引退もささやかれるベテラン電車のこれまでと現在を紹介します。
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「驚くほど洗練された高速爆撃機」海外も絶賛した旧海軍機とは 生みの親は戦後に鉄道へ
旧日本海軍で唯一、陸上爆撃機に分類された「銀河」は、試作機で最高速度566km/h、航続距離5371kmと、要求性能を上回る性能を発揮しました。水平爆撃、急降下爆撃、雷撃の全てに対応し、後に夜間戦闘機にもなった万能機は、どのような活躍を見せたのでしょうか。
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小田急よりも古い!? 戦前の「ロマンスカー」現存唯一の車両を見てきた そもそも“ロマンス”の意味はご存じ?
「ロマンスカー」といえば小田急電鉄の特急電車が有名ですが、同じ呼び方をされた列車は戦前から私鉄各社が走らせていました。そのなかで唯一現存しているのが、神戸市電700形「ロマンスカー」です。どんな電車でしょうか。