宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)の記事一覧
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「路線バス」が変わっていく 地域まるごと廃止 別の交通に転換 鉄道と手を組む… 進む再編
鉄道・バスなどの交通機関が厳しい状況に置かれる中で、バス会社どうしの共同運行化や車両の変更、予約制の導入などが見られるようになってきました。各地の動きを見てみましょう。
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「宇高連絡船」34年ぶり復活に地元が沸いたワケ 急行「鷲羽」と接続 蘇った特別な航路
本州と四国を結んだ鉄道連絡船「宇高連絡船」が、接続列車の急行「鷲羽」とともに、34年ぶりの復活を果たしました。500名分のチケットは完売し、地元からも幅広い世代の人々が集結。連絡船がいかに特別な存在だったか、再認識されました。
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「陸羽西線」踏んだり蹴ったり? 道路建設で2年運休 代行バスは倍の2時間 なぜこうなった?
山形県のJR陸羽西線が2年間にわたり運休、バスによる代行運転が行われています。道路工事に伴う鉄道の長期運休という珍しいケースですが、現地に赴くと、鉄道の現状、そして新しい道路が求められている理由がわかりました。
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別府が誇る絶景“秘境路線バス”ついに廃止 温泉街育てたバス界の個性派「亀の井バス」の今
日本有数の温泉街・別府の秘境路線バスが廃止に。その終点「内成棚田」の絶景を、温泉街の新たな名物として地域総出でPRしてきたものでした。温泉街の育ての親が生んだバス業界の個性派「亀の井バス」が、いま苦境に立たされています。
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『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』その後 相次ぐ路線廃止で年々難しく 特に厳しい県境越え
テレビ東京系列の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズは、これまで15年間、40本以上が放送されてきました。その中で廃止された路線はエリアをまたぐ路線に集中しています。
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国道1号で最も寂しい区間?「鈴鹿峠」なぜ廃れたか 東海道の難所はまるで交通の博物館
国道1号のなかでも明らかにメインルートから陥落してしまった区間が鈴鹿峠です。江戸時代には東海道の難所でしたが、廃れてはまた栄えるといった繰り返しを経てきました。その400年の交通の歴史が、峠に詰まっています。
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「日本一営業期間が短い」津島ノ宮駅3年ぶりに営業! 「2日間しか渡れない橋」も JR関係者奮闘
「日本一営業期間が短い駅」ことJR津島ノ宮駅に列車が停車するのは、津嶋神社でお祭りが開催される2日間のみ。コロナ禍による中止を挟んだ約1000日ぶりの駅の営業と、この祭りの期間中しか渡れない「離島の本殿へ渡る橋」の様子を追います。
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函館本線「山線」140km廃止合意 駅で列なす通学生どうなる? 課題山積の転換バス問題
北海道新幹線の延伸工事が進む中、並行する函館本線の通称「山線」区間の廃止について沿線自治体が合意しました。とりわけ利用が多い余市~小樽間も、結局廃止に。転換バスの在り方について、まだまだ課題は残っています。
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「留萌本線」23年区間廃止に現実味 存続にこだわらない留萌市 残される自治体との“違い”
2016年に一部区間が廃止された留萌本線で、残り区間の段階的な廃止が検討されています。現在の終点がある留萌市と途中区間の沼田町、秩父別町。存続運動において各自治体に温度差があり、「早期廃止」「3年存続」で対応が分かれることになりました。
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梅田を目指した“近鉄” 幻の「大軌四條畷線」なぜ頓挫したのか 今も残る「ダイキ橋」
近鉄の母体となった「大阪電気軌道」はかつて、現在の大阪府大東市などを経由して梅田に至る「四條畷線」建設を計画していました。その未成線は現在、巨大な幹線道路に生まれ変わっています。どのような計画だったのでしょうか。