白石 光(戦史研究家)の記事一覧
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。
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「南シナ海のさらに先まで!」米空軍の戦略爆撃機B-52史上初めてインドネシアへ展開 その意味は?
アメリカ空軍の戦略爆撃機B-52が2023年6月、インドネシアに初めて展開しました。現在、オーストラリアに分遣隊が配置されていますが、それとは何が違うのでしょうか。実は「さらに前に出られる」ということが重要のようです。
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中国に睨み アメリカ空母打撃群ベトナム寄港の“メッセージ”とは 戦争も今や昔
2023年6月、日米の戦闘艦が相次いでベトナムに寄港。ともに両国を代表する大型艦「いずも」と「ロナルド・レーガン」です。ここにきて、なぜ日米ともにベトナムに立ち寄ったのか、そこには中国を念頭に置いた動きがありました。
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長~~い胴体に何積んだ?「C-133」名機C-130ハーキュリーズと同世代 米ソ軍拡時の“知られざる戦略兵器”
世界的ベストセラー輸送機のC-130「ハーキュリーズ」。自衛隊も使うこの名機とほぼ同時期にアメリカが開発した戦略輸送機がC-133「カーゴマスター」です。C-130と比べると地味ながら、担った役割はアメリカの国運を左右するものでした。
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反乱!? 武装組織「ワグネル」とは何なのか? ロシアじゃ違法な存在 プーチンとのキナ臭い関係も
2023年6月24日に突如、ロシア軍の地方司令部を占拠し、首都モスクワへ向けて進撃する素振りを見せた「ワグネル」戦闘部隊。ロシア軍の指揮系統にない、この武装組織はいったい何者なのでしょうか。
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敵の爆撃機、ウチの国のじゃ…!? 謎のドイツ機「ドルニエDo200」名称すら欺瞞の特殊部隊
第2次大戦中、ドイツ空軍はドルニエDo200という飛行機を運用していました。しかし同機はドルニエどころかドイツ製ですらなく、アメリカで造られた機体でした。特殊用途に用いられた珍機の謎に迫ります。
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巨大戦艦もピタッと急停止!「船のブレーキ」名案だったのに不採用なぜ? 米大統領令で試験も
飛行機には「エアブレーキ」という空気抵抗を利用した減速装置があります。これと同じ理論で、水の抵抗を使って船の速度を落とす「シップ・ブレーキ」が過去ありました。これを米海軍が試験したとか。結果はどうだったのでしょうか。
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反転攻勢のウクライナ 「戦車の種類多すぎ問題」現場はどうしてる? 各国の戦車の“使いわけ”
ウクライナ軍による攻勢が本格化しましたが、現場では戦車だけでも7種類以上が混在している状況です。これに加えて装甲車や自走砲も。補給や整備は大丈夫なのでしょうか。最新情報を基に精査してみました。
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「雪風」しのぐ“幸運艦”? イギリス海軍「ラッキー・ジャーヴィス」ケタ違いのツキまくりっぷりを見よ!
第2次世界大戦の激戦をくぐり抜けた“幸運艦”というと、旧日本海軍の「雪風」や米海軍の「エンタープライズ」などが日本ではよく知られています。しかしイギリス海軍にはそれらを上回る「超」が付くほどの強運艦がありました。
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戦争で「ダム破壊」なぜ?どうやって? 敵味方とも影響大 WW2や朝鮮戦争の「ダムバスターズ」たち
ウクライナ南部にあるダムが決壊し、下流域に甚大な被害が出ています。ただ、同じことは第2次大戦や朝鮮戦争でも行われました。それらで用いられたのは爆撃機。また前者では特殊な爆弾も開発のうえ使用されています。
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超ヘビー級戦車キラー「ヤークトティーガー」本領発揮できなかった“走る怪物” 致命的な弱点とは
第2次世界大戦末期にドイツが開発した重駆逐戦車「ヤークトティーガー」は、大威力の長砲身12.8cm砲と、戦車以上に分厚い装甲をまとった「最強の怪物」と形容できる戦闘車両です。しかし期待外れに終わった理由は、大きく2つありました。