細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)の記事一覧
Writer: 細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)
航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事
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西部劇の雰囲気そのまま 全米屈指の人気SLがスゴイ 「ミカド」が走る“現役”路線72km
日本と同様、アメリカでも観光列車として高い人気を保つ蒸気機関車。なかでもナンバーワンといえる人気を持つのが、ロッキー山脈の中を走る「D&SNG」狭軌鉄道です。過去、その鉄道に乗った筆者が魅力を語ります。
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「幻の戦闘機」世界のモノづくりを変える? フランス「ミラージュ4000」採用ゼロでも実利
独自の軍用機開発を続けるフランス。同国が生み出した傑作戦闘機「ミラージュ2000」の改良発展型として「ミラージュ4000」なる機体がありました。試作で終わった機体ながら、開発元ダッソーに貢献もしたとか。その一生を見てみます。
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エアバスの始祖か 輸送機C-160トランザール初飛行から60年 欧州共同開発の背景に“鉄道”
フランスとドイツの共同開発、C-160輸送機が初飛行から60年を迎えました。日本ではあまりなじみのない飛行機ですが、この機体を開発するために設立された合弁企業トランザールは、のちに一大航空企業エアバスへとなりました。
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“中国スパイ気球” 撃墜ミサイルの生まれ故郷「チャイナ・レイク」とは トップガンの舞台にも
2023年2月、立て続けに北米上空で発見され、撃ち落とされた中国の気球。その撃墜に用いられているのがAIM-9「サイドワインダー」ミサイルです。このミサイルの生まれ故郷はチャイナ・レイク。航空自衛隊とも縁がありました。
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グーグルが保存に救いの手 カリフォルニアの超ビッグ建造物 もともと何だった? 今や国の史跡
アメリカ西海岸カリフォルニア州の空港には、100年前に作られた空中空母用の巨大格納庫が現存しています。アメリカの国定史跡にも選ばれた建物は現在、巨大企業グーグルの資金協力を得て修復が進められています。
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アメリカじゃ税関も軍隊並み? 密輸取締り用「早期警戒機」が必要な理由&スゴイ実績
海上自衛隊も使用するベストセラー対潜哨戒機のP-3「オライオン」。約800機も造られた同機の中で珍機といえるのが、中古P-3に早期警戒レーダーを乗せた「センチネル」です。税関が運用するというレア機、どんな機体なのでしょう。
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新ジャンル航空機「LSA」やっと日本で許可… 国産ダメ!? 航空行政が周回遅れな“理事国”日本の実態
欧米で急成長を続ける軽量スポーツ機ジャンルの「LSA」。日本でもようやく飛べるようになりましたが、それでもアメリカやカナダ、ヨーロッパなどと比べると圧倒的に遅れているそう。どこが問題なのか探ります。
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時代が悪かった? 傑作機T-33幻の高性能版「スカイフォックス」ボーイング後押しも売れず
航空自衛隊も多数運用していた傑作機T-33。この機体をベースに大幅改良を施した「スカイフォックス」というジェット機がかつてありました。ボーイングも販売に関与したのに試作で終わった幻の飛行機。実機を見学した筆者が解説します。
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珍機「スキー付きハーキュリーズ」何のため? ベストセラー輸送機C-130派生型 滑って着陸!?
輸送機のベストセラーC-130「ハーキュリーズ」には南極や北極で運用するための派生型もあるそう。途中で海軍から空軍に移管されるなどしているものの、現在も改良が加えられたり新型が登場したりして飛び続けています。
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核ロケットで「来るなら来い」アメリカ守った究極の迎撃機F-106 市民生活の真横で
東西冷戦期、アメリカ本土で24時間、即応待機していた戦闘機F-106「デルタダート」。「究極の迎撃機」ともいわれる機体ですが、アメリカ以外では運用されませんでした。それにも理由があります。