全く名前負けしてない陸自「高機動車」どんなクルマ? トヨタ「メガクルーザー」原型
使い勝手の良さから派生型も多い「高機動車」
高機動車の特徴としてはこのほか、そのバリエーション(派生型)の多さも挙げられるでしょう。大きく広い荷台には、人員なら最大8名を載せることができ、監視用のレーダーや対空ミサイルなどを積んだタイプも存在します。さらには、道路に埋められた即席爆弾(通称 IED)を探知する装置を搭載したり、敵のドローンを撃ち落とすための「ドローン対処レーザーシステム」の搭載も将来的に考えられていたりするなど、その汎用性は非常に高いものとなっています。
災害派遣でも活用される機会は多く、人命救助活動や、救援物資の輸送などに従事する姿が見られます。場合によっては大型輸送ヘリコプターCH-47J/JAに搭載され、被災地へ急行することもできるのです。
国際活動でも使われることが多い高機動車ですが、自衛隊がイラクへ派遣された際には防弾パネルを取り付けたタイプも誕生しました。高機動車はボンネットがFRP製で、車体自体にも防弾性能はありません。そのため、車体の内側に防弾パネルを追加する必要があったのです。
コロナ禍によって、2020年は陸上自衛隊のイベントが軒並み中止となってしまったのですが、過去の駐屯地記念行事では、悪役が乗るクルマとしても登場するなどしていました。
パジェロが板サスって・・・