「行き止まり路線からワープ」東海・近畿5選 屈指の秘境路線から都会へ抜けられる!

ワープマニア向け? な盲腸線脱出ルート

 目的地までつながらなかった路線の終着駅から、本来の目的地まで結ぶバスルートもあります。

【岐阜県】長良川鉄道 郡上八幡駅(郡上市)

 長良川鉄道も大井川鐵道と同じく、川沿いを上流の山間部へ走っていく鉄道です。高山本線の美濃太田駅を起点に、終点の北濃駅までは72.1km、直通列車で約2時間の道のりです。

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長良川鉄道の関口駅の入口はコンビニになっている(画像提供:長良川鉄道)。

 現在、終点・北濃駅や美濃白鳥駅から他の地域へ抜けるバス路線はありません。しかし、徒歩移動を伴うものの、越美北線の九頭竜湖駅(福井県大野市)や東海北陸道の「高速ひるがの高原」バス停、高山市荘川地区へ移動することは可能です。ただ、いずれも本数が僅少であり、時間も体力も必要となるため、決しておすすめはしません。

 現実的なワープルートとしては、いったん郡上八幡駅まで戻ったあと、高速バスで高山駅方面へ向かう方法があります。郡上八幡駅から約2kmの距離にある郡上八幡インターの高速バス停に停車し、高山駅へ向かうバスは、複数のバス会社が運行しています。

【三重県】JR名松線 伊勢奥津駅(津市)

 名松線は三重県の松坂と伊勢奥津駅を結ぶ路線ですが、もともとは路線名の通り、名張までつなぐ計画がありました。その連絡をバスが担っています。

 近鉄大阪線の名張駅から、三重交通の17時35分発の「奥津駅前」行きで直行が可能です。反対に伊勢奥津駅からは、11時31分発の津市コミュニティバスで終点・飯垣内(はがいと)まで行くと、名張駅前行きの三重交通バスに乗り換えられます。ただし、津市コミュニティバスは平日のみの運行です。

 なお、平日限定で、峠を約2.5km徒歩移動することにより奈良県側の敷津バス停と三重県側の杉平バス停をうまく乗り継ぐプランもありますが、やはり自己責任でお願いします。

【了】

【路線図】本文中で紹介した「盲腸線」ワープのルート

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コメント

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3件のコメント

  1. 自主運行バスとかさ、生活交通の為のバスをこんなところで紹介すんなよ。常識で考えろ。
    満員状態で途中の山奥から住民が乗ろうとしたらどうなるんだ?
    旅行者は山奥で降ろされるのか?住民が数時間後(最大4時間半!)のバスまで待たされる?
    面白半分で紹介してんじゃねーよ。恥を知れ

    • こんなマニアックサイトで紹介されたとて満員になるとは思えん。過敏すぎ。

  2. おっさん>
    小生はここで紹介された5つのルートの存在は全て知っており、うち3番目と5番目は実際に乗ってみたけど、満員どころか殆どの区間でドライバー+乗客小生のみだったよ。コミュニティバスは、逆にいつまで路線が維持されるのか心配なところが殆どで、それほど空気を運んでいる。少し混むのは小学生のスクールバス機能をもつ路線の登下校の時間帯に走るバスくらい。
    顔真っ赤にして怒りの文書きなぐっている感じだけど、言い方といい、満員で積み残しが出ると考える貴殿の方が「恥を知れ」だな。
    まぁライターの『屈指の秘境路線から都会へ抜けられる!』つうタイトルは少しおかしいとは思う。