最新型「はかた号」に乗った 東京~福岡14時間も快適に 支持され続ける理由

東京~博多間を結ぶ西鉄の夜行高速バス「はかた号」、運行30周年を記念して投入された新型車に乗ってみました。14時間もの長さを感じさせない快適な車内から、30年にわたり支持される理由を探ります。

忘れちゃいけない『どうでしょう』の影響 今後はどうなる「はかた号」

 なお、もうひとつ挙げておきたいのが、北海道テレビのバラエティ番組『水曜どうでしょう』の影響です。

 同番組において、「はかた号」は2つの企画、「サイコロ5~キングオブ深夜バス~」「5周年記念特別企画 札幌~博多3夜連続深夜バスだけの旅」で登場しますが、同番組のファンが「はかた号」に乗車して旅をする様子や旅の感想をSNSなどに投稿しているのを頻繁に目にします。『水曜どうでしょう』が「はかた号」の知名度アップに一役買っているのは間違いないといえるでしょう。

 しかしながら、「はかた号」に限らず高速バス路線の盛衰は、一般的に景気動向や並行交通機関の動向に左右されます。現在は、コロナ禍の影響で「はかた号」もかなり苦しい状況に陥っていますが、それでも予約サイト(ハイウェイバスドットコム)での予約状況を見る限りでは、プレミアムシートの予約率が相変わらず高い印象を受けます。

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先代(8代目)の「はかた号」。個室型のプレミアムシートを初めて導入した(須田浩司撮影)。

 一定のリピーターがいると思われるプレミアムシートについては、今後も高乗車率を維持できる可能性がある一方で、3列独立ビジネスシートの利用者数をどう増やして行くか、そしてなによりも、『「はかた号」を利用してみたいと思わせるような施策・仕掛け』をどう作っていき、どう継続させていくかが、今後路線が存続するうえで重要なカギになるのではと考えます。

 運行30周年を迎えた「はかた号」。今後も夜行バス界の「キング・オブ・キング」として、末永く運行し続けることを期待したいものです。

【了】

【写真ギャラリー】最新型「はかた号」の車内

Writer:

自称「高速バスアドバイザー」。運行管理者資格所有。高速バス乗車1100回以上。 紙原稿・ネット原稿・同人誌・ブログなどを通じてバス・鉄道を中心とした 「乗りもの旅」の素晴らしさを伝える活動を行う。北海道在住。

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コメント

1件のコメント

  1. 快適性や移住性が良ければいいとは言えない。はかた号においては利便性が欠けている。上りにおいては渋滞がつきもの。新宿手前に1箇所降車停留所を新設すべき。

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