数日だけ姿を現した異色の特別塗装機 五輪「聖火輸送機」のいま JAL&ANAコラボ

JALに籍を置く1機のボーイング787型機は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に先駆けて、わずか数日間だけ特別塗装をまとい「聖火輸送」を担当しました。大会が延期になったあと、この機体はどうなったのでしょうか。

役目を終えたあとの「JA837J」どうなった?

「JA837J」は、その後、そして現在はどうなっているのでしょうか。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、20日中に成田空港に戻ったきり、足取りがつかめなくなったとのこと。ちなみに、同機が成田に帰ってきた直後の24日には大会の延期が発表されています。

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アテネに向け羽田空港を出発する聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」(2020年3月18日、乗りものニュース編集部撮影)。

 同サイトで航跡がつかめるようになったのは、約2か月後の5月20日。成田発大連行きのJL829便を担当しました。このときには、塗装がJALの通常塗装、いわゆる「鶴丸」カラーリングに戻っています。そこからは、成田を拠点にして、メルボルン(オーストラリア)、ハノイ(ベトナム)、上海などの国際線を担当。バンクーバー(カナダ)やフランクフルト(ドイツ)など長距離便にも割り当てられています。

 その後、10月31日からは羽田空港を発着する国際線へ拠点を移しているようで、同空港を拠点に上海やホノルル、シドニーなどへもフライトしています。なお、必ずしも旅客便というわけではなく、コロナ禍で増える「旅客機を用いた貨物便」として飛ぶこともあり、国際線が発着する第3ターミナルではなく、貨物ターミナルにその姿を見せることもあるようです。

【了】

“元”聖火輸送機の「その後」を激写!

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