東京~札幌2時間半「夜行飛行機」なぜ消えた 運賃も夜行列車並み 庶民の味方だった
夜行バスや夜行列車はよく聞きますが、夜行飛行機は国際線や貨物便でない限りあまり聞いたことがありません。しかし、前回の東京オリンピックのころには国内線の夜行便は当たり前のフライトだったようです。
一気に消えた夜行飛行機 背景に空港と社会の変化
しかし、このころになると空港の騒音問題が、いわゆる公害として問題視されるようになりつつありました。実際、1969(昭和44)年以降、伊丹空港の周辺住民が夜間の飛行差し止めなどを求めて国を相手に訴訟を起こしたり、伊丹市自身が1973(昭和48)年10月1日に「大阪国際空港撤去都市宣言」を掲げたりしています。
このような世相を受け、1974(昭和49)年に国内線の夜行便はすべて廃止されました。しかし、それから50年近く経ち、海上空港の整備や滑走路の沖合移設、静粛性の高い新型機の登場などにより、いまでは羽田を始め、関空やセントレア(中部)、新千歳、那覇、北九州など各地の空港が24時間化されています。
飛行機の深夜便は、目的地の空港に着いた先の交通手段をどうするかが課題でしょう。しかしながら、時には夜空を見上げて当時の夜行便の様子を想像するのも面白いかもしれません。
【了】
Writer: リタイ屋の梅(メカミリイラストレーター)
1967年生まれ。「昭和30~40年代の自衛隊と日本の民間航空」を中心に、ミリタリーと乗りもののイラスト解説同人誌を描き続ける。戦後日本史も研究中。





昔フランス国鉄総裁が新幹線があるのに東京大阪間のあの距離に旅客航空路が残っていることに驚いたとのことです。
夏休みなどのシーズンに通常は貨物便として深夜に飛ばしている機体で客扱いをする例があるようです。
九州には今、貨物便の為の北九州空港が24H運用されていますが、旅客便の24Hはありません。
騒音問題等で深夜便を飛ばせるような空港がない中、長崎空港はそのハードルがかなり低いんじゃないでしょうか。
そこで私が考えたのは、長崎空港を24H運用にして、高速道路のICが近い利点を活用し、高速バス乗り継ぎで九州の主要な玄関口に早朝着けるような、深夜航空便を復活させることです。
復路便では東京に早朝に着け、その日1日を有効に使えて格安運賃となったら、人気の交通手段になるのではないでしょうか。
長崎空港の民営化促進と合わせて検討頂きたいなと思います。
一昨日に投稿した、長崎空港の24H化を希望する投稿の補足です。
深夜便復活を切に望むのですが、それは長崎県の為だけではなく、九州全県の為でもあるのです。
1972年秋を最後に全ての深夜便が消滅した理由は、航空機の大型化と騒音問題でしたが、この騒音問題が比較的に少ないのが、海上にある長崎空港の大きな利点なので、これを全九州で活用したいという大きな理由があります。
これを実現する為には、地上アクセスが必要不可欠です。これを深夜高速バスが担うのです。各県の玄関口(東京)に早朝に着くよう、長崎空港の側に、航空便からの(への)乗り継ぎ用の夜間専用のバスターミナルを作り、そこで時間調整を快適に過ごせる為の施設を作ればいいのです。
そうすれば、東京と全九州の玄関口へ早朝にたどり着けます。
これが定着すれば、北海道と九州間の早朝の内の目的地到着も夢ではありません。
併せて、こういう気運を乗り上げていく為には、長崎空港の民営化も必要でしょう。
福岡空港も熊本空港も既に民営化されましたが、長崎のそれは遅々として前に進みません。
前に戻りますが、24H化と民営化は車の両輪みたいなもので、片輪だけでは前に進みません。
更に、これが定着すれば、今はSNSの世界なので、海外にも、九州にはこんな便利な交通手段があるということが全世界に知れ渡り、九州各県がもつ観光資源を求めるインバウンドも期待できると思います。
夜間休んでいる航空機を活用する良いきっかけにもなります。
みなさん、この気運を盛り上げる為にも、是非ご協力をお願いします。