駅員・乗務員への暴力件数4割減 加害者の7割は「飲酒あり」 大手民鉄2020年度上半期
カッター取り出し威嚇されたケースも
「不明」を除くと加害者の3割は「飲酒なし」ですが、木曜夜(17~22時)に50代「飲酒なし」の人が改札で起こした、以下のような事例も紹介されています。
「駅係員が、旅客同士のトラブルを仲裁した際、一方の旅客が謝罪した為帰宅させた。それに対し立腹した加害者に殴られそうになり、駅係員がよけたところ、加害者が転倒したので取り押さえた。その後、駅係員が少し落ち着いた様子の加害者から離れようとしたところ、カッターナイフを取り出した加害者に『殺してやる』と威嚇された」
加害者の年齢で最も多いのは「40代」と「50代」でともに13件ですが、目立った偏りはなく「20代以下」から「60代以上」まで幅広い年代に分布しています。
日本民営鉄道協会は、2020年度上期において暴力行為は減少したものの、一方で、新型コロナウイルスの感染拡大があり、緊急事態宣言による移動の自粛要請やテレワーク推進などの影響で輸送人員が対前年同期と比べて約3割減となったことを踏まえると、発生件数は依然として高い水準にあるとしています。
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