一気に変わった渋谷駅の2020年…銀座線は近未来に 埼京線は隣に 空中通路で立体に

渋谷駅周辺の街の風景は再開発事業の進行とともに、2020年の1年間で大きく変化しました。駅の改良だけでなく、駅周辺も従来より利便性が高まっています。

空中でつながる渋谷駅周辺

 駅構造だけでなく、周辺のアクセスも向上しました。

●7月 西口歩道橋がリニューアル

 7月31日、渋谷駅西口の国道246号交差点に架かっている西口歩道橋の架け替え工事が完了。歩道橋というよりペデストリアンデッキのように幅が広く、移動しやすい空間になりました。また、エレベーターが設置されバリアフリーとなり、北側で渋谷フクラス(旧・東急プラザ)とも接続しました。

●9月 山手線直結の玉川改札、閉鎖

 9月25日、JR渋谷駅の玉川改札が使用終了となり、閉鎖されました。玉川改札は山手線外回り(1番線)のホームに直結し、改札を抜けるとすぐ新宿方面の電車に乗ることができました。

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2020年9月に閉鎖されたJR渋谷駅の玉川改札(2020年9月、乗りものニュース編集部撮影)。

「玉川改札」の名称は、かつて隣接する東急百貨店西館(当時は「玉電ビル」)2階から発着していた「東急玉川線」に由来します。玉川線は1969(昭和44)年に廃止、1977(昭和52)年に同じルートで地下線として「新玉川線」(現在の田園都市線)が開業します。

●9月 「しぶにしデッキ」「渋谷フクラス接続デッキ」供用開始

 上述の玉川改札の閉鎖と同時に、新たな通路である「しぶにしデッキ」「渋谷フクラス接続デッキ」が開通しました。

 これまでJR渋谷駅と京王井の頭線の駅は、東急百貨店西館と渋谷マークシティとをつなぐ連絡通路で結ばれていました。しかし東急百貨店西館が閉館となったため、西館の南側を回り込むように新たに建設されたのが「しぶにしデッキ」です。既存の連絡通路に展示された岡本太郎の作品「明日の神話」の真下に、新デッキの開口部があります。

「渋谷フクラス接続デッキ」は、「しぶにしデッキ」と渋谷フクラスを結ぶ通路です。これまでJR渋谷駅から渋谷フクラスへ向かう際は、ハチ公改札もしくは東急百貨店内を経由していったん地上の信号を渡る必要がありましたが、接続デッキの開通で駅と直結しました。このように、JR渋谷駅から周辺へ通じる立体的な移動空間の整備も進みました。

渋谷駅再開発の今後

 JR渋谷駅周辺に残る再開発は、先述の東急百貨店西館跡地が中心となります。2027年を目途に進行している渋谷スクランブルスクエア第2期工事の完了とともに、JRを跨ぐ形で駅の東西地区を結ぶ新たな動線が誕生。複雑な位置関係にあるJRの改札口は1階と3階でよりシンプルに集約され、利便性が高まる予定です。

【了】

【写真】今や懐かしの銀座線渋谷駅

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1件のコメント

  1. 下北沢の乗り換えも大変なことに…井の頭線包囲網、なわけはないのでしょうけど…

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