空自 浜松広報館「エアーパーク」の展示が大幅入れ替え 貴重な機体どうなる? ルーキーも

英国製ビンテージジェットと初代救難ヘリに注目!

「エアーパーク」には“屋外展示の先輩”としてF-86F「セイバー」の「ブルーインパルス」仕様、UF-104J無人標的機、C-46輸送機、H-21B救難ヘリコプターなどが、良好な状態で敷地の各所に配置されています。

 これら既存の屋外展示機の状態を鑑みると、新たに屋外展示となる前出の6機種も大切に扱われると思いますが、それでも風雨に耐えられるよう、再塗装や開口部の封鎖など、屋内展示のときとは異なる防護処置が施されると考えられます。

 そこで、「屋内展示のいまこそ見ておきたい機体」というのを、筆者(リタイ屋の梅:メカミリイラストレーター)の独断でチョイスしてみました。

 まずはレア度が高い「バンパイア」と「T-28」。どちらも65年以上前に1機だけ輸入された、国内では浜松にしか存在しない貴重な機体です。とくに「バンパイア」は、空自では大変珍しいイギリス製ビンテージ機。しかも、前述のとおり別の格納庫へ移設予定のため、非公開となる可能性があることから、いまのうちにじっくり見ておきたい1機です。

 H-19救難ヘリコプターも見逃せません。この機体は、航空自衛隊の初代救難ヘリコプターで、1959(昭和34)年の伊勢湾台風で人命救助や物資輸送などに目ざましい働きを見せ、「災害時に頼れる自衛隊ヘリ」というのを国民に印象づけた最初の機体といえるものです。しかも、「エアーパーク」のある浜松基地は、航空救難団誕生の地といえる場所であり、ある意味で浜松ゆかりといえなくもありません。

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屋外展示されているH-21B救難ヘリコプター(右手前)とC-46輸送機(左奥)。屋外の場合、窓ガラスなどが劣化し曇ってしまう(リタイ屋の梅撮影)。

 航空自衛隊浜松広報館の公式ウェブサイトによると、リニューアル工事は2021年3月8日(月)から始まるとのこと。なお、3月12日(金)までは全館閉館になります。全館開館は4月を予定しているとのことで、前出の8機の航空機は展示格納庫から搬出したあとは、再展示の準備が整うまでのあいだ、別の格納庫で保管されるといいます。

 リニューアル後にお訪ねの際は、新たに展示されるF-4EJ改「ファントムII」の精悍さ、「ブルーインパルスT-4」の美しさを肌で感じ、屋外展示になった往年の機体を温かい目で眺めていただければと思います。

【了】

【ギャラリー】飛行機好きの聖地「エアーパーク」の展示機たち

Writer: リタイ屋の梅(メカミリイラストレーター)

1967年生まれ。「昭和30~40年代の自衛隊と日本の民間航空」を中心に、ミリタリーと乗りもののイラスト解説同人誌を描き続ける。戦後日本史も研究中。

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コメント

2件のコメント

  1. 昨今の状況が続けば、赤字国債で買ったブルーインパルスなどを展示している場合ではない。

  2. T-28やバンパイヤ、T-33、T-1それにもちろんF-86Fなど、ロートルの航空ファンには懐かしいものばかりです。