高速SA/PAやフェリーからも… 消える「ニチレイのフード自販機」なぜ 惜しむ声

高速道路のSA・PAなどで深夜も稼働していたニチレイの冷凍食品自販機が、数を減らしています。温かいものが食べたくても周りに店がない、他に行けない、といった環境で救世主となってきた自販機、なぜなくなるのでしょうか。

フェリーからも消えるニチレイの自販機

 大洗~苫小牧のカーフェリーを運航する商船三井フェリーが2021年3月4日(木)、深夜便の船内にあるニチレイの冷凍食品自動販売機について、3月いっぱいで販売を終了するとツイッターで発表、これに惜別の声が寄せられています。

 焼きおにぎりや焼きそば、フライドポテトといった軽食を温かい状態で提供するニチレイの冷凍食品自販機は、高速道路のSA・PAなどにおいても、おなじみの存在かもしれませんが、現在、これが激減しているのです。

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ニチレイの冷凍食品自販機。全品370円(商船三井フェリー船内設置のものではない)。

 自販機が数を減らしていることは、インターネット上などでもしばしば話題になり、「よくお世話になった」「無性に食べたくなる」といった声が聞かれます。

 前出した商船三井フェリーの深夜便は2隻体制で運航されていますが、うち1隻のものは、すでに故障して修理できなくなっているとのこと。今回、業者からいよいよメンテナンス終了を告げられ、もう1隻での販売も終えることになったといいます。

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コメント

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7件のコメント

  1. 自販機のシェアがコンビニに喰われるくらいなんですから、低い労働生産性というのは一種のワークシェアリングと考えられないこともありませんね。

  2. フェリーで食べたことはないが、朝霞の陸自広報センターにあって食べたな。
    あれももうないのか…

  3. 自販機しかないPAとか、フードコートの営業時間外とか
    需要はあると思うんだけどな

  4. まさにAIの時代に敵っていると思うが……。
    自販機のメンテ云々も理由としては弱いな。
    新しい型にすればいい。

    めんどくさくなったんだな。

    • でも、冷蔵ケースのコンビニ商品入り自販機は増える傾向にありますよね。

      そのうち冷凍ケースバージョンも出てきて、
      自販機組み込みでなく併設の電子レンジで温めてくださいという可能性もあるのではないかと。

  5. 要するに冷凍食品屋メーカーが「直接」自販機まで運用するのは難しいって話であって、自販機自体が不要とされている訳ではない。
    現に企業のビル内には、以前社食があった場所にファミマの直営自販機が何台も設置されている所もある。
    そうした分業とコラボを上手く使える企業が生き残るのでは?
    それはそうと、グーテンバーガー食いたいなあ。

  6. 土曜日午後の時点で、
    羽田空港第2ターミナルの1階の隅の方に置いてあった。