「世界で2社のみ」の高評価の理由って? JAL「対コロナ」の取り組みは機内だけではない!

搭乗前のJALの「対コロナ」サービスは「日進月歩」!?

 JALでは、3月8日(月)から、JALマイレージバンク日本地区会員に対して、国内線の全路線を対象に、税込2000円で自宅においてできる、唾液でのPCR検査の特別価格サービスを始めています。

 検査は、指定住所に提携するにしたんクリニック(東京都渋谷区)からキットが届き、検体を郵送で送り返すだけの簡便さです。その後のプロセスも検体到着後と結果連絡、計2通メールが届くだけ。また、安さはもちろん、検体到着メールの受信から「陰性」の結果連絡までの時間も短いというメリットがありました。記者が実際に検査を受けたときは、わずか4時間程度で済みました。

 業務部業務グループ 藤井智之さんによると、サービス開始から、すでに約4000人が検査を受けたそうです。「お客さまに少しでも安心して旅行や出張をしていただけるほか、出迎えの方にも安心していただけるのでは」とその狙いを話します。

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羽田空港第1ターミナルのJAL「ダブル受賞」の表示と同社担当の朴娜慧さん(2021年3月22日、乗りものニュース編集部撮影)。

 同社の国内線の拠点である、羽田空港第1ターミナルでは、テクノロジーを駆使した「対コロナ」の取り組みも進んでいます。

 羽田空港の第1ターミナルにある自動チェックイン機84台と自動手荷物預け機38台には、国内航空会社では初となる「タッチパネル非接触化」が、2021年3月末までに実装される予定です。これは機体の操作画面上に、日本エアロスペース製の後付け式タッチレスセンサーを装着することで、タッチ画面の機能はそのまま、直接触れることなく指を画面に近づけるだけで操作できます。JALは今後、ほかの国内基幹空港にも「タッチパネル非接触化」機能の導入を進めるとしています。

 このほか、羽田空港ではカウンターはもちろん、機体への乗り降りに使う階段付きの車両「タラップ車」にいたるまで、抗ウイルスコーティングの実施を済ませています。

 JALによると、首都圏に発出されていた緊急事態宣言の解除初日となる3月22日(月)の国内線予約者数は、宣言下の15日(月)より1万人多い、約4万5000人とのことでした。このような状況のなか、JALではまさに日進月歩のペースで、コロナに強い空港づくりやサービスの導入が進んでいるようです。

【了】

「非接触」チェックイン機と「コロナ対策」されたJAL国内線Fクラスの食事

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1件のコメント

  1. 問題は、陽性判定が出てしまったとき。