「世界で2社のみ」の高評価の理由って? JAL「対コロナ」の取り組みは機内だけではない!

新型コロナ感染拡大のなか、JALが「コロナ対策に優れた航空会社」として評価されています。その功績は「世界で2社のみ」とのことですが、その特徴はなんなのでしょうか。こだわりの「清潔性」のほか、新サービスや新技術の導入も進んでいました。

「清潔性」際立ったダブル受賞

 新型コロナウイルス感染拡大によって、公共交通機関の全般で「衛生対策」が各所で講じられるようになっているのは、周知の事実です。航空会社では、2021年現在になっても、国際線は大幅な減便となっており、頼みの綱の国内線も、平時のような運航率を保てない状況であるなか、機内をはじめとして様々な策を講じています。

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羽田空港に着陸したJAL機(2021年3月22日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ、このコロナ対策において、世界的に見ても大きな評価を受けている航空会社が、日本に存在します。JAL(日本航空)は2021年3月22日(月)、イギリスの航空会社評価機関であるSKYTRAXの「Covid-19 Safety Rating」で最高評価の5スターと、アメリカの非営利団体APEXの監査「Health Safety Powered by SimpliFlying Audit」で最高評価の「Diamond」を獲得したと発表しました。この「ダブル受賞」を得た航空会社は、世界で見ても、中東のカタール航空とJALのみといいます。

 JALの商品・サービス企画本部 業務部業務グループ 朴娜慧(パク・ナへ)さんによると、同社は「清潔性に対する評価が高かった」という特徴があるといいます。ただ、両機関とも評価ポイントは多岐にわたっており、朴さんによると「APEXの場合、審査項目は58」とのこと。つまり単に「清潔だから」だけでは、この実績を残すことは難しいといえるでしょう。そのほかに、どのような取り組みをしているのでしょうか。

 ポイントは、機内はいうまでもなく、搭乗前にあるようです。

「非接触」チェックイン機と「コロナ対策」されたJAL国内線Fクラスの食事

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1件のコメント

  1. 問題は、陽性判定が出てしまったとき。