「大和トンネル」拡幅でどうなった? 東名の渋滞名所、片側4車線化後の変化は

東名高速の悪名高き渋滞名所「大和トンネル」とその前後区間が拡幅され、片側4車線になりました。その後も大和トンネル付近を先頭とする渋滞はしばしば起こっていますが、どう変化したのでしょうか。

大和トンネル、渋滞の先頭変わった?

●海老名JCT→綾瀬スマートIC(渋滞していた)

 この圏央道からの合流車線は、そのまま長く続き(付加車線)、海老名SA付近まで実質的に片側4車線になっています。ここから、遅いながらもやや流れがよくなり、付加車線も第一走行車線もほぼ同等のスピードでした。

 海老名SAから先も、SAの合流車線を延伸する形で付加車線が続き、その付加車線に綾瀬スマートICや綾瀬バス停の出口車線・合流車線が接続しています。綾瀬スマートICから流出・流入するクルマは少なく、それによりブレーキを踏むことはなかったものの、やはり全体の流れは遅いままでした。

●綾瀬スマートIC→大和トンネル

 綾瀬スマートICの先で付加車線は再び途切れます。その約1km先で再び左側に現れるのが、今回新たに整備された付加車線です。ただ、そこで付加車線へ移るクルマが極めて少なかったのが印象的でした。

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上から見た拡幅区間(画像:NEXCO中日本)。

 それまでの付加車線は、基本的にJCTやSAの合流車線を延長しているため、第一走行車線にすぐ合流せずにそのまま付加車線を走行するクルマも多かったのですが、それがいったん途切れ、また付加車線が現れる形なので、「この車線進んでいいの?」と一瞬思いました。ほかのドライバーもそのような状態なのかもしれません。

 ガラガラな新設の付加車線へ入ると、速度を通常程度に回復することができました。が、気づけば周りのクルマもこのあたりで速度が回復し、そのままトンネルも難なく通過。つまり、今回の渋滞の先頭は「大和トンネルの手前」だったのです。厚木西IC付近からトンネル通過までの所要時間は、おおよそ40分でした。

 付加車線の利用は少ないものの、渋滞の先頭がトンネルの手前だったことは、「変化」なのでしょうか。これについてNEXCO中日本東京支社に聞きましたが、まだ開通から日が経っていないこともあり、「現在も交通状況を確認中」との回答でした。

【渋滞抜けたのはどこ?】小田厚→厚木IC→大和TN 実走写真

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コメント

2件のコメント

  1. むしろ、大和トンネルそのものを撤去した方がいいんじゃないかね。

    あれ実際にはトンネルじゃなくて、厚木基地に離着陸する飛行機が墜落するかもしれないからってことで作ったシェルターでしょ。

  2. 今の状態じゃ大和バスストップに停車するバス専用のレーンかな?(誇張)

    中央道でもやったように、右付加車線にしないと、

    走行帯違反の車がいつまでも右を占有するので、交通容量が設計通りにならない。

    すぐの右付加車線化が難しいとしても、とりいそぎはせっかくある表示板を使って、

    「低速車」へ付加車線・第1走行帯の走行を要請するとか、

    いつまでも右を走る走行帯違反を違反だと警告するとか、してはどうか?