路線バス乗り継ぎ「大阪~下関」全記録 乗り換え50回超の山陽路 実は「乗り得バス」多し

【岡山~福山】ついに遭遇する路線バス空白区間

・両備バス「岡倉(旧2号)線」:岡山駅(西口)~倉敷駅前
・両備バス「倉敷小溝線」:倉敷駅前~倉敷芸科大学
・両備バス「新倉敷・芸科大線」;倉敷芸科大学~新倉敷駅
・井笠バスカンパニー 「新倉敷~玉島協同病院~寄島線」:新倉敷駅~寄島総合支所前
・寄島タクシー「寄島~里庄線」:寄島総合支所前~里庄駅
(里庄駅~今井入口、徒歩1.3km)
・井笠バスカンパニー「今井循環線」:今井入口~笠岡駅前
・井笠バスカンパニー「笠岡~福山線」:笠岡駅前~福山駅前

 岡山市内から国道2号線沿いにJR倉敷駅へ、そこから山陽新幹線の新倉敷駅を経て山陽本線の里庄駅まで出ることができますが、ここでバス路線は途切れ1.3kmほどの徒歩区間が生じてしまいます。

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倉敷芸術科学大学近くには、その名も「ドンドン」バス停が。2015年(宮武和多哉撮影)。

 この地域は、バス事業者だった井笠鉄道が2012(平成24)年に突然、事業撤退(直後に破産)したあと、バス路線が激減した経緯があります。かつては新倉敷~笠岡駅間をバスで乗り継ぐルートも「寄島・乗時経由」「寄島・里庄経由」「矢掛経由」などと複数の選択肢があったものの、廃止代行扱いの「80条バス」(道路運送法第80条に基づいた「やむを得ない場合」に運行される)などを経て発足した後継会社「井笠バスカンパニー」は膨大な路線網を引き継ぎきれず、多くの路線が姿を消しました。いまも沿道にはバスベイ(停留所の設置スペース)などが使われないまま残り、朽ち果てた時刻表がついたまま山間部に残されたバスポールが、2016(平成28)年に放映されたテレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」出演者のバス路線探しを混乱させる一幕もありました 。

 笠岡駅からは集落内の道路がクランク状に曲がる金浦経由の「笠岡~福山線」に乗車して、いよいよ広島県福山市に入ります。

【写真で見る】大阪~下関 長い長い路線バスの旅

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コメント

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7件のコメント

  1. 結局、いくらかかったのが不明でモヤモヤする記事。

  2. 路線バス乗り継ぎ…は1980年代にカー雑誌の企画で行われたのが最初と言われています。東京駅?からなるべく東海道に沿って当日中には静岡県に入れた、というような話だったと記憶します。

  3. >いくらかかったの?

    誤差はあるかもしれませんが、調べた限りでは23840円になる模様(運賃のみ)
    兵庫7420円・岡山4250円・広島7200円・山口4970円
    (県境またぐ場合は乗車を基準として計算)

    あと、井笠バスカンパニー「今井循環線」:和田入口~笠岡駅前の「和田入口」って「今井入口」なのでは

    最近名前変わったのであれば問題ないのですが・・・

    • ご指摘ありがとうございます。
      「今井入口」に修正いたしました。

  4. 片上→岡山駅間の宇野バスですが、岡山駅では表側(東口)のバス乗り場で乗降しているはずです。

    西口バス乗り場に発着する宇野バス路線は無いと思いますが。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  5. 山口県内区間のうち、サンデン交通が2022年9月30日をもって宇部中央から小野田公園通の間を廃止します。
    そのため、同年10月1日以降は上記区間は宇部市交通局または船木鉄道のいずれかを利用する必要があります。