路面電車もスピード違反で取り締まられるの? 信号無視は? 背景にあるルール

道路上を走る路面電車は、スピード違反で取り締まりを受けることはあるのでしょうか。信号無視ではどうでしょうか。法律による規制と、実際の運行状況から見てみます。

軌道法と道路交通法に準拠する路面電車

 公道上にはたいてい、赤い縁取りに青文字で数字が書かれた「最高速度」の標識が立っています。クルマはこの速度を超えて進行してはならないことが道路交通法で定められています。
 
 では併用軌道で、クルマなどと同じ道路上を走る路面電車が万が一スピード超過したら、それは取り締まりの対象になるのでしょうか。

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京阪京津線の併用軌道区間(2018年5月、恵 知仁撮影)。

 そもそも多くの路面電車には「軌道法」という法律が適用されます。そして、路面電車の運転については軌道法に基づいて定められた「軌道運転規則」に規定があり、その53条で最高速度について記載されています。それによると車両の運転速度は、動力制動機を備えたものの場合、最高速度は40km/h以下、平均速度は30km/h以下とし、その他のものは、最高速度25km/h以下、平均速度16km/h以下とされています。

 それならば最高速度30km/hの標識がある道路を、路面電車は40km/hで走れるでしょうか。結論をいうと不可です。

 理由は道路交通法の第22条2項で、路面電車は標識によって最高速度が指定されている場合、その速度を超えて進行してはならないと定められているため。なお、軌道法が定める最高速度の範囲内において適用されます。これには罰則もあります。

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