「臨時」から卒業 「Mt.TAKAO」表示の京王5000系初お披露目 LEDには高尾山も
京王電鉄の新型5000系は、行楽シーズンなどに新宿~高尾山口間を運行する「Mt.TAKAO号」にも使われます。これまでは行先には「臨時」と表示されるのみでしたが、明大前駅に停車するのにあわせてロゴで「Mt.TAKAO」と表示されるようになりました。
8000系と並んで撮影会
行楽シーズンなどに新宿~高尾山口間で運行する京王電鉄の座席指定列車「Mt.TAKAO号」は、新宿~京王八王子・橋本間で運行している有料座席指定列車「京王ライナー」と同じ5000系電車が使われますが、今までは行先表示に「臨時」と表示されるのみでした。
この「Mt.TAKAO号」、2021年10月30日(土)から明大前駅(東京都世田谷区)に停車するのにあわせて行先表示を変更することから、営業運転開始前の10月24日(日)に同社の車両基地がある若葉台検車区(東京都稲城市)で撮影会が行われました。
初のお披露目となった表示は白文字で「Mt.TAKAO」、その下には緑色で山を描いたロゴとなっています。従来は行先表示器のROMに設定がなく、ロゴを表示することはできませんでした。
京王電鉄によると、「Mt.TAKAO号」を明大前駅に停車させるのは、同駅と接続する井の頭線沿線の乗客にも利用してもらうためといいます。同日からは、先述の「京王ライナー」も同駅に停車するようになります。
表示を新たにした5000系「Mt.TAKAO号」の隣には8000系電車の姿も。こちらは初めに「高尾」のヘッドマークを掲出していました。
撮影会で用意したヘッドマークは「迎光」など全部で6種類。順繰りに様々なヘッドマークを掲出していく8000系の傍ら、「Mt.TAKAO」や「KEIO LINER」などを表示する5000系との組み合わせが見られました。さらに、5000系には円形の「迎光」マークを掲出する演出も行っています。
この日の撮影会は事前予約制。3回にわたり計240人が5000系と8000系が並ぶ様子を撮影しています。
このほか、検車区の入口には同社の新旧の事業用車両も展示。線路も道路も走行可能な車両で、主に検車区内で電車を牽引します。白い車体の「ウニモグ」は2021年4月に引退、後継は黄色い車体の「E-MAXI XL」が担います。「E-MAXI XL」の時速は単独では6km/h、牽引時は3km/h。最大牽引力は4800kgf(重量キログラム)とのことです。
【了】
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