目白は本当に「陸の孤島」だったのか JR山手線が止まった日

目白通りを路線バスが頻繁に走っている

 目白駅の東側には、学習院大学の敷地を隔てて東京メトロ副都心線と都電荒川線が通っています。駅(停留場)もあり、それぞれ雑司が谷と鬼子母神前です。

 目白へは、大通りである目白通りを経由して約900m。ほぼ迷わず約10分で到達できます。特に副都心線は池袋や渋谷といったターミナル駅を経由するので、いつもはこれらの駅から山手線に乗り換えるところを副都心線にすれば、近くまでアクセスが可能です。

 鉄道以外の手段ももちろんあります。

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目白通りを行く都バス「白61系統」。写真はホテル椿山荘東京行き(中島洋平撮影)。

 目白駅前を通る目白通りには、都バス「白61系統」や「池65系統」などが走っています。停留所名は「目白駅」。白61系統は練馬駅~新宿駅間を、牛込柳町を経由して「コの字」を描くように通ります。運行本数は比較的多く、土休日でも例えば14時台は毎時10本あります。

 池65系統は、主に練馬車庫~池袋駅東口間を結びます。落合南長崎駅~目白警察署間は白61系統と並行。土休日でも日中時間帯は毎時5~6本運行されており、決して少なくはありません。

 バスは雑司が谷駅と鬼子母神前停留場の至近も通ります。最寄りの停留所名は「目白警察署」。次がすぐ目白駅停留所なので、乗車するかは迷うかもしれません。

 このように目白駅周辺にも複数の代替交通はあるものの、「乗り換え路線」として認識されていないことが、“陸の孤島”との声につながったのかもしれません。ちなみに新大久保についてはあまり“陸の孤島”との声は聞かれませんでした。駅から300mほどの場所にJR総武線の大久保駅があるほか、西武新宿駅からも徒歩圏内です。

【了】

【いいえ、陸の孤島ではありません】目白界隈の地図

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コメント

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2件のコメント

  1. 東上線か池袋線辺りを始点とするなら運賃はと時間は若干かかりますが、有楽町線江戸川橋→都バス「白61」で目白というルートもありますね。
    代替えルートとして、副都心線や白61が混むのを想定するならこの方法もアリかもしれません。

  2. そんな面倒なこと考えなくても、池袋駅メトロポリタン口から歩けばたいした距離ではありません(実際、ときどき歩きます)。目白駅も見えている距離なので、苦痛もないです。

    外回りが動いていたので、高田馬場駅からなら坂道を上る必要もないと思います。

    副都心線雑司が谷からもたいした距離ではありません。

    ライターさんにはぜひ現地踏査の上で記事を書いていただければと思います。