ついにエアバスA350の貨物型誕生へ 「容量は747に匹敵、コスト浮きます」 そのスペックとは?
A350導入で運用コストはどう変わる?
一方、燃料消費量については747Fの40%減、777Fの20%減をうたっています。エアバス社は整備コストも従来比で1600万米ドル(約18億2500万円)削減できるとしており、導入すれば「5000万ドル(約57億円)の追加価値がもたらされる」(エアバス社)としています。
また、A350FはICAO(国際民間航空機関)が新型機製造の際に定める新たなCO2(二酸化炭素)排出基準も下回っており、2028年以降も、設計変更なく運航を続けられる唯一の大型貨物機であるとエアバス社はアピールします。
2021年11月現在、貨物機はボーイング社製のほうが大きなシェアをもっており、ボーイング社の担当者によると「貨物機による空輸は90%がボーイングの機体で実施されている」とも。A350Fは、エアバス社がライバルにより作り上げられた”牙城”を切り崩すカードのひとつになるのかもしれません。
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