欧州の超巨大航空機メーカー「エアバス」設立 -1970.12.18 後発なのになぜ2大巨頭に?
A320デビュー後のエアバス、どう成長?
A320は航空会社のニーズを掴み大ヒット。2020年には1万機目が航空会社へ納入されました。A320シリーズは多数の派生型も展開され、現在も製造が続いています。ただ、そのベースデザインは初期型のままです。
ただ一方で、通路を2本もち、比較的大型の胴体をもつ「ワイドボディ」機の分野では、ボーイングが優勢である状況が長く続いていました。総2階建ての胴体で注目を集めた超大型機「A380」もヒットとはいえず生産中止に。ただ2013(平成25)に初飛行したA350は堅調な売れ行きとなっており、長年ボーイングの機体を重用してきたJAL(日本航空)も、初めての新造エアバス機として同機を導入しています。
ちなみに、エアバス機はシステムやコントロールパネル、操縦手順について共通化が図られているのが特徴です。これを活かし2021年、ANAでは、A320とA380の混合乗務「Mixed Fleet Flying(MFF)」が、国土交通省からの承認を受けています。
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